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GPIFは頻繁にリバランス、少しの変動で資産構成にずれー理事長

更新日時
  • リバランスは「力仕事」、市場への影響抑制
  • 基本ポートフォリオは国内外の株式と債券に25%ずつで構成
Masataka Miyazono, president of the Government Pension Investment Fund (GPIF), 

Masataka Miyazono, president of the Government Pension Investment Fund (GPIF), 

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の宮園雅敬理事長は10日、相場に合わせて変動する各資産の割合を基本ポートフォリオ通りに修正するリバランス作業を、「極めて頻繁に行っている」と話した。都内で開催された「P&Iグローバル・ペンション・シンポジウム2021」で発言した。

Government Pension Investment Fund President Masataka Miyazono Interview
GPIFの宮園理事長
Photographer: Shoko Takayasu/Bloomberg

  宮園氏は、運用資産が巨額でわずかな相場変動でも資産構成に大きな狂いが生じると述べ、「ちょっと時間を置くとずれの額が大きくなる」と説明。ずれの要因を分析して行うリバランスは「力仕事」で、「マーケットにできる限りインパクトのないように、少しずつオペレーションしていく」と語った。

  GPIFの基本ポートフォリオは国内外の株式と債券に25%ずつ。9月末時点の資産構成割合は国内株式が3四半期ぶりに25%を上回った。運用資産額は9月末で194兆1197億円と過去最高を更新した。

  宮園氏は気候変動については「全てのアセットクラスに同時期に降りかかってくるリスク」とし、分散効果がないと指摘。ESGの中でも特にポートフォリオに対する影響を注視する必要があると述べた。

資産構成割合21年9月末6月末3月末20年12月末
国内債券26.79%25.39%25.92%23.64%
国内株式25.03%24.49%24.58%25.28%
外国債券(為替ヘッジなし)24.17%24.72%24.61%25.71%
外国株式24.01%25.41%24.89%25.36%
オルタナティブ(代替)資産0.82%0.76%0.70%0.67%

注:為替ヘッジ付き外国債券及び円建て短期資産は国内債券に区分。外貨建て短期資産は外国債券に区分

GPIF運用収益率プラス0.98%、国内株高が寄与-7~9月期 

(宮園理事長の発言の詳細を追加して更新しました。)
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