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米利上げは2023年でほぼ終わり、その後1回のみとトレーダー織り込み

  • 22年と23年に何回もの0.25ポイント利上げを織り込んでいる
  • 引き締めサイクルが比較的短く小幅なものになると見込む
Jerome Powell, chairman of the U.S. Federal Reserve, 

Jerome Powell, chairman of the U.S. Federal Reserve, 

Photographer: Al Drago/Bloomberg

来年の開始が予想される米連邦準備制度の利上げサイクルは2023年末の時点でほぼ終わっているかもしれない。トレーダーはその後に1回の利上げしか想定していない。

  ユーロドル先物とオプション市場は22年と23年に何回もの0.25ポイント利上げを織り込んでいるが、その後は1回のみ。引き締めサイクルが比較的短く小幅なものになるとの見込みを反映している。

  この予想に基づく先物取引が活発で、9日には23年12月と25年12月のユーロドルのスプレッドに2万枚の大口の売りがあった。プライシングは28.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)で、23年中に利上げプレミアムが縮小するのに伴い利益が出る取引になる。

  また、モルガン・スタンレーは22年末と24年末のユーロドル先物のスプレッド拡大を見込む取引を提案していたが、22年9月と23年12月のスプレッドに調整。利上げのピーク時期の予想を前倒しした。

  23年より後について市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーよりも少ない利上げを想定している。市場予想は23年まではいわゆるドット・プロット(金利予測分布図)に沿っているが、その後は市場の方が当局よりハト派的。25年末までに政策金利は約1.25%になると予想され、FOMCの長期予想の2.5%の半分にすぎない。

 

What's Priced In

Market expectations match Fed projections for 100bp rate hikes by end-2023

Bloomberg

Change in Fed's interest-rate target implied by overnight index swaps and eurodollar futures

原題:
Traders Are Betting That Fed Rates Will Peak Shortly After 2023(抜粋)

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