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円ショートに米金利低下の逆風、111円台も視野-ファンド勢なお弱気

  • 11月に入ると円相場は約1%上昇し、G10通貨で最も値上がり
  • レバレッジドファンドの円ポジションは 2019年1月以降で最も弱気
Japanese yen and U.S. dollar banknotes are arranged for a photograph,

Japanese yen and U.S. dollar banknotes are arranged for a photograph,

Photographer: Bloomberg/Bloomberg

円がさらに下落する方向に賭けるトレーダーは、グローバル市場での長期金利の乱高下に伴い円高方向に相場が反転したことで、今月は若干の痛みを感じつつある。

  金融緩和を縮小し引き締めに転じる過程で、日本銀行が他の主要国・地域の中央銀行、特に米連邦準備制度に遅れを取るとの観測もあって、円をショート(売り持ち)にする取引は外国為替市場で人気の高いトレードとなってきた。

  円は年初来で約8.5%値下がりし、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、レバレッジドファンドの円ポジションは、 2019年1月以降で最も弱気だ。

  しかし11月に入ると円相場は約1%高とG10通貨で最も値を上げ、これまでのトレードが逆風を受けている。長めの米国債相場の10月末以降の上昇(利回り低下)につれて円高方向に相場が振れた格好だ。

Dollar/yen pair tracking 10-year yields
 
 

  米30年債利回りは9日、7月以来の低水準を記録し、10年債利回りは過去1カ月余りで最も低くなった。

  サクソバンクの外為戦略責任者ジョン・ハーディー氏は円相場について、「グローバルな安全な資金逃避先である長期債利回りが急降下する中で、投機的ポジションに逆らって上昇している」と指摘。9月の水準からの円安の「適切な反転」には、円の対ドル相場が1ドル=112円の節目を抜け、場合によって111円25銭に達する必要があるだろうとの見解を示した。

 

原題:
Yen Bears Getting Burned in November Amid Rate-Market Turmoil(抜粋)

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