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ゴールドマン、次の相場サイクルで株比率増やす必要-債券の魅力低下

  • 米国債のヘッジ力が低下、現金よりアンダーパフォームも
  • バランス型ポートフォリオの「60/40戦略」はまだ捨てる時期でない

ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストによると、債券の不振を受け、投資家はプラスのリターンを得るためにポートフォリオで株式の組み入れを増やす必要に迫られるかもしれない。

  それはまだゴールドマンの想定する基本シナリオではないかもしれないが、米国債が相場下落のヘッジに苦戦する状況では株式と現金の配分を歴史的標準より高めることが賢明だろうとクリスチャン・ミュラーグリスマン氏ら同行のストラテジストは指摘する。さらに、債券があまりに無益なことが判明して、株式60%、債券40%のバランス型ポートフォリオで全て株式に配分することが望ましいとするシナリオさえも彼らは受け入れている。

  11月8日のリポートは「新たなサイクルでは大半の投資家が株式配分を増やす必要があるかもしれない」とし、「株式リスクプレミアムがプラスである限り、現金に比べ債券の魅力が低下する中で現金の相対的リターンが高まり、株式配分の上昇につながる可能性がある」と分析。債券利回りはインフレ率上昇にもかかわらず依然低水準にあるため、債券の魅力は低下しており、リターンが現金を下回りかねないと付け加えた。

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  それでもストラテジストらはこうした「60/40戦略」を捨てるのは時期尚早だとも指摘。着実な経済成長と株・債券相場がわずかに逆相関になる基本シナリオでは、伝統的ポートフォリオは、債券を組み入れない株と現金のポートフォリオに対して「わずかな」恩恵をもたらすという。

  ただ、株と債券の連動が増えるにつれ、債券が株式の信頼できるヘッジにならなくなると懸念されるだけに、資産配分の思い切った変更は問題外というわけではないことを示唆するとした。

原題:
Goldman Sachs Says You May Not Want Bonds in Next Market Cycle(抜粋)

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