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日本のファンド、4-9月にオーストラリア債を売却-10月の急落前

  • 2021年度上期に豪州債の保有を3511億円減らした
  • 金融政策正常化の話題、利回り上昇と価格下落リスク高めた-NLI

日本のファンドは4-9月にオーストラリア債の売り越しに転じた。10月の一斉売りによる損失を回避したことになる。

  9日に発表された財務省のデータによると、日本のファンドは2021年度(21年4月-22年3月)上期に豪州債の保有を3511億円減らした。半期での売り越しは18年10月-19年3月以来だった。

  10月にはオーストラリア準備銀行(中央銀行)がイールドカーブコントロールを中止するとの臆測が高まり債券が売られた。10年物豪州債の利回りは同月、60ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した。豪中銀は11月2日にイールドカーブコントロールを停止した。

Japan funds sell Australia's bonds in fiscal half after big purchases in 2020
 
 

  ニッセイ基礎研究所(NLI)の上野剛志上席エコノミストは、金融政策正常化の話題が利回り上昇と価格下落のリスクを高めたと指摘した。日本の投資家はまた、7月から豪州債利回りが同年限の米国債を下回った後、豪州債を避けていたという。

  日本のファンドは上期に豪州債を売り越したが、米国債は5兆2000億円の買い越し。カナダとイタリア、オランダ国債の保有も増やした。

U.S. Dominates

Japanese funds poured most money into U.S., while dumping Australia

Bloomberg, Japan's finance ministry, central bank

原題:
Japan Funds Were Selling Aussie Bonds Months Before October Rout(抜粋)

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