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米国債市場、30年TIPS利回りが過去最低更新-インフレ不安消えず

  • 30年物TIPSの利回りは7.1bp低下のマイナス0.508%を付けた
  • 今週の米CPIを見越しインフレ期待が再び上向いているとの見方も
The U.S. Treasury building in Washington, D.C., U.S..

The U.S. Treasury building in Washington, D.C., U.S..

Photographer: Samuel Corum/Bloomberg

今後30年のインフレ高進で価値が目減りするリスクに備える米国のインフレ連動国債(TIPS)相場が8日に一段と上昇し、利回りが過去最低を記録した。

  30年物TIPSの利回りは一時7.1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下のマイナス0.508%と、昨年付けた過去最低水準を更新した。

  一方、米国の10年国債とTIPSの利回り格差を示し、今後10年間のインフレ期待を反映するブレークイーブンインフレ率(BEI)は8日、約7bp上昇し、2.63%前後となった。

  今週は10月の米消費者物価指数(CPI)が10日に発表される。ソシエテ・ジェネラルの米金利戦略責任者スバドラ・ラジャッパ氏は「恐らくは今週のインフレ統計を見越してインフレ期待が再び上向いており、実質金利(TIPS利回り)はいや応なく低下せざるを得ない」と指摘した。

 

The yield on 30-year inflation linked Treasuries has dived
 
 

 

原題:
Inflation Concern Drags 30-Year TIPS Yield to Record Low (1)(抜粋)

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