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オアシスがNIPPO対抗買収を呼び掛け-エネオスHDのTOB

更新日時
  • PEや事業会社など4社程度が「真剣に買収検討」とオアシスCIO
  • 全ての買収提案者に透明性の高い手続きの確保を望む-CIO
Signage is displayed at an Eneos gas station, operated by JXTG Nippon Oil & Energy Corp., in Kawasaki, Kanagawa Prefecture, Japan.

Signage is displayed at an Eneos gas station, operated by JXTG Nippon Oil & Energy Corp., in Kawasaki, Kanagawa Prefecture, Japan.

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

エネオスホールディングス(HD)などが計画しているNIPPOに対する株式公開買い付け(TOB)に関連し、香港のヘッジファンド、オアシス・マネジメントは9日までに、対抗する買収提案を促す呼び掛けを始めた。オアシスによると、すでに4社程度の企業がNIPPOの買収を検討しているという。

  NIPPOの株主であるオアシスが8日に開設したウェブサイトによると、NIPPOからの最近の書簡で、買収提案の妥当性を評価する特別委員会は、実施中のTOBに対抗する買収者の提案を検討する用意があること、エネオスHDも対抗提案者を敵対的とは見なさないこと、対抗買収者は企業価値向上の施策を含む詳細な提案を特別委員会に提出する必要があるとの説明があったという。

Key Speakers At The Sohn Conference
セス・フィッシャー氏
Source: Bloomberg

  呼び掛けに際して、オアシスは実際に買収を検討している企業が数社あり、彼らは敵対的買収者と見なされる懸念から提案を一時保留していると指摘。オアシスのセス・フィッシャー最高投資責任者(CIO)は9日、ブルームバーグの取材に「プライベート・エクイティ(PE)ファンドや事業会社など4社程度が真剣に買収を検討している」と述べた。

  フィッシャー氏はTOBが発表されて以降、NIPPOの特別委員会に、より条件の良い買収提案があるかどうか調べる「マーケット・チェック」を公正な形で実施するよう働き掛けており、1週間前にNIPPO側から対抗買収提案を検討する用意があるとの書簡を受け取ったと述べた。フィッシャー氏は「全ての買収提案者にとって透明性が高い手続きが確保されることを望む」と話した。

  エネオスHDは9月7日、米ゴールドマン・サックス・グループ傘下の特別目的会社と共同で、NIPPOに対して1株当たり4000円でTOBを実施し、非上場化する計画を発表。マネックスグループ傘下のカタリスト投資顧問をはじめとする株主などがTOB価格について見直しを求める事態となっている。

  NIPPO広報担当のコメントは得られていない。

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(オアシスCIOのコメントや背景を追加して更新します)
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