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ソフトバンクG株が11カ月ぶり上昇率、1兆円の自社株買いを好感

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TOKYO, JAPAN - FEBRUARY 12: SoftBank Group Corp. Chairman and Chief Executive Officer Masayoshi Son speaks during a press conference on February 12, 2020 in Tokyo, Japan. SoftBank reported its third-quarter earnings results today following the approval of a merger between T-Mobile US Inc. and SoftBank's U.S. telecom unit Sprint Corp. from a federal judge. (Photo by Tomohiro Ohsumi/Getty Images)
TOKYO, JAPAN - FEBRUARY 12: SoftBank Group Corp. Chairman and Chief Executive Officer Masayoshi Son speaks during a press conference on February 12, 2020 in Tokyo, Japan. SoftBank reported its third-quarter earnings results today following the approval of a merger between T-Mobile US Inc. and SoftBank's U.S. telecom unit Sprint Corp. from a federal judge. (Photo by Tomohiro Ohsumi/Getty Images) Photographer: Tomohiro Ohsumi/Getty Images AsiaPac

ソフトバンクグループの株価がおよそ11カ月ぶりの上昇率を記録した。8日発表の7-9月期(第2四半期)決算は大幅な純損失になったものの、決算会見の途中で1兆円を上限とした自社株買いの実施方針を示し、低迷していた株価の反発につながるとアナリストの多くも好感した。

  9日の日本株市場で、ソフトバンクG株は一時前日比12%高の6930円と5営業日ぶりに急反発し、昨年12月10日(19%)以来の日中上昇率となった。水準は9月15日以来、およそ2カ月ぶりの高値。

  みずほ証券の堀雄介シニアアナリストはリポートで、「低迷していた株価水準を踏まえると自社株買い発表はポジティブ」と評価。ビジョン・ファンド2で今後期待される投資リターンの一定割合が株主還元に充てられるスキームなどが明確になれば、今回の自社株買いの評価が「一段と上昇する可能性も出てくる」との見方を示した。

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ソフトバンクGの孫社長
Source:が Bloomberg

  シティグループ証券の鶴尾充伸アナリストも「ポジティブ」と分析。経営陣から資金源の多様化が進み、バランスシートと投資、株主還元のバランスの取れた執行が可能になったとの説明やアーム売却の実現に自信が示され、実現されれば自社株買い追加の余力も生まれるため、「投資家から一定の理解・評価が得られる」との認識を示した。 

  ソフトバンクGは発行済み株式総数の14.6%、1兆円を上限に自己株を取得する計画だ。取得期間は9日から2022年11月8日までで、取得した自社株は消却する。2020年3月の発表以降、総額2兆5000億円に及んだ自社株取得を今年5月に終了しており、それに続く株主還元となる。

  孫正義社長は8日の決算会見で、ソフトバンクGの株価は5割から6割「ディスカウントされている」とし、この状況を逆手にとって自社株買いを行うと説明。自身も株主であり、「うれしくて仕方ない」と話した。

  同社の第2四半期純損益は3979億円の赤字となった。赤字は6四半期ぶり。韓国のクーパンや中国の滴滴グローバルなど上場投資先で評価損を計上したことなどから、ビジョン・ファンド事業は1兆円を超す赤字となった。孫社長は会見の冒頭、ソフトバンクGは「真冬の嵐のど真ん中。また嵐の中に突入した。大嵐だ」と語った。

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