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関西スーパー株が一時ストップ高、オーケーが統合差し止め請求へ

  • 臨時総会における統合議案の当初の賛成比率は65.71%
  • 投票締め切り後に特定の株主だけ投票内容変更-オーケー

関西スーパーマーケットの株価が9日、一時値幅制限いっぱいの1535円を付けた。関東でディスカウントスーパー「オーケーストア」を展開するオーケー(本社・横浜市)が、10月29日に開催された関西スーパーの臨時株主総会での決議に疑義が生じたとして、9日にも神戸地裁に差し止めの仮処分を申請する。広報担当者が明らかにした。

  臨時総会に立ち会った検査役弁護士の報告書によると、総会前日までに賛成の議決権を送付した株主の一人が総会に来場し、会場で白票を投じた。その後、同株主が自身の議決権内容を確認する申し出をし、関西スーパーが同株主の投票を白票から賛成に切り替えたという。

  当初、賛成が65.71%で3分の2に届いておらず否決だったが、賛成票が増えた結果、66.68%と3分の2を超えて可決された。オーケーは、こうした事実を踏まえて、投票締め切り後に特定の株主だけ投票内容を変えるのは問題があると主張している。

  臨時株主総会で関西スーパーとエイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)との統合を決める決議案が可決されると、関西スーパーの株価は翌日から下げ、反発に転じた8日終値までの下落率は33%だった。差し止め請求が認められた場合、関西スーパーとH2Oとの経営統合は白紙に戻ることから、オーケーによる買収提案復活の可能性を織り込んで、買い注文が殺到している。

  一方、関西スーパーは9日、「今回の総会は適法かつ公正に行われており、問題はない」とのコメントを出した。

  

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