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ゴールドマン、中国不動産の社債を購入-他社敬遠のディストレスト債

  • 市場が織り込むディストレス、実際の度合いとかけ離れ始めている
  • 「リスクオフ」取引として人民元建て中国国債にも投資

ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントは、他の投資家が敬遠するディストレスト資産の代表格である中国不動産開発会社の社債を購入している。

  ゴールドマンのポートフォリオ管理チームの一員、アンガス・ベル氏によれば、同社は中国の不動産開発業者が発行したドル建てのハイイールド債を通じて「適度な量のリスク」を取っている。

  巨額負債を抱える中国恒大集団のデフォルト(債務不履行)の可能性が現実味を帯びるに伴い、流動性危機は不動産関連セクター全体にも広がる恐れがある。

  しかし、市場は伝染リスクを過大評価していると、ベル氏が5日のインタビューで語った。これは機会につながる。

  同氏は「結局のところ、不動産セクターは過去20年にわたり中国の成長の主要な推進力だった」と指摘。その上で、「多数の不動産開発業者を破綻させた場合に成長に及ぶであろう影響を政府が容認する可能性は低い。現在市場が織り込んでいるディストレスの範囲は実際の度合いとかけ離れ始めている」と語った。

  中国のジャンク級ドル建て債の指数は9月初め以来22%下落。政府が不動産セクターの抑制に乗り出し、中国恒大の債務危機が深刻化する中で利回りが急上昇した。政府高官らは不動産市場のリスクは制御可能だと強調し、複数の大手銀行において住宅ローンの制限を緩和したとしている。

Yields on Chinese junk dollar bonds have climbed as fears mount
 
 

  ベル氏によれば、ゴールドマンは「リスクオフ」取引として人民元建て中国国債にも投資している。成長減速の中で中国人民銀行(中央銀行)が流動性供給に前向きなことが理由だという。

 

原題:
Goldman Bets That Fears of Chinese Real Estate Debt Are Overdone(抜粋)

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