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クラリダFRB副議長、利上げ条件は「来年末までに満たされる」

更新日時
  • インフレ圧力は緩和に向かう見通しだがリスクは上向き-クラリダ氏
  • ブラード氏は来年2回利上げ予想、ハーカー氏テーパリング完了待ち

米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長は8日、政策金利を引き上げる「必要条件」が恐らく来年末までに満たされるだろうと述べた。

  クラリダ副議長はブルッキングズ研究所がワシントンで開いた金融政策に関するシンポジウムに参加。「利上げを検討するのはまだずっと先だということは明らかだ」としつつ、「フェデラルファンド(FF)金利誘導目標を引き上げるために必要な3条件は、2022年末までには達成されていると確信する」と述べた。

  インフレ圧力については、緩和に向かうとの見通しを示した上で、リスクは上向きだと指摘。「今年のインフレは現時点で、長期目標の2%を『適度に』上回るというものを著しく上回っていると自分には見受けられる。来年も同様の状況となるならば、政策としては成功とは見なさない」と述べた。

  他のFRB当局者も8日に講演した。発言要旨は以下の通り。

  • セントルイス連銀のブラード総裁は、来年2回の利上げを予想していると述べ、当局が資産購入のテーパリング(段階的縮小)ペースの加速を準備すべきだと主張。「米金融当局は政策をタカ派方向に動かすために多くのことをやってきた。もっとできるが、それはデータ次第になる。今後のデータがどうなるか見極めなくてはならない」とFOXビジネスとのインタビューで発言
  • フィラデルフィア連銀のハーカー総裁はエコノミック・クラブ・オブ・ニューヨークのバーチャル講演で、「テーパリング完了前にFF金利誘導目標を引き上げることはないだろう。しかし、われわれはインフレ動向を非常に注意深く監視しており、適切な状況となれば行動を取る用意がある」と発言
  • シカゴ連銀のエバンス総裁は高インフレ率はいずれ徐々に弱まるが、「インフレ圧力の高まりがより広がりを見せている兆候はある」と指摘

 

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原題:Fed No. 2 Clarida Sees Rate-Liftoff Test Being Met by End-2022

(抜粋)

(セントルイス、フィラデルフィア、シカゴの各地区連銀総裁の発言を追加して更新します)
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