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ECBレーン理事、70年代のような「慢性的」インフレではない

更新日時
  • 現在の高インフレ局面は「極めて異例かつ一時的」
  • 現状は70年代や80年代とは大きく異なる-パイス紙とのインタビュー
Philip Lane, chief economist at the European Central Bank (ECB).

Philip Lane, chief economist at the European Central Bank (ECB).

Photographer: Alex Kraus/Bloomberg

欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミストを務めるレーン理事は、ユーロ圏のインフレ率は現在「予想外の高さ」だが、世界経済が1970年代に直面したような慢性的インフレではないとの認識を示した。

  同理事はスペイン紙パイスとの8日に公表されたインタビューで、「中期的な状況を見ればインフレ率はまだ低過ぎ、目標の2%に届いていない」と指摘。現在の高インフレ局面は「極めて異例かつ一時的」であって、「慢性的」状況のシグナルではないとし、「現状は70年代や80年代とは大きく異なる」と述べた。

  レーン理事は「インフレという観点から望ましくない圧力につながりかねない持続不可能なパターンを警戒する」とした上で、「しかし、現時点ではこれは見られないということを強調したい。注視する必要のあるリスクファクターということだ」と語った。

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Source: Bloomberg Economics

  同理事はまた、ボトルネック緩和とエネルギー価格の安定に伴いインフレ率は「来年には低下すると考えている」と説明し、現在の高インフレは力強い世界経済の回復に関連しているとの見方を示した。ECBはインフレが来年低下すると考える理由を説明する責任があり、一時的なインフレ加速に過剰反応しない辛抱強さが必要だとも話した。

原題:Lane Insists Euro Zone Doesn’t Face ‘Chronic’ Inflation of 1970s、ECB’s Lane: Current Inflation Period Very Unusual, Not Chronic(抜粋)

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