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豪ドルにさらなる下落リスクも、利上げ観測の変化で-11日に雇用統計

  • 先週の豪中銀会合後に急落、10月には他の全G10通貨に対して上昇
  • 豪州最大の輸出品目である鉄鉱石の値下がりが追加の弱材料に

オーストラリア・ドルは先月、他の全てのG10通貨に対して上昇したが、その後は不安定に推移している。

  オーストラリア準備銀行(中央銀行)が利上げ観測を後退させた今月2日、豪ドルは対米ドルで約0.01米ドル下落した後、週末にかけてさらに下げた。雇用や賃金データが予想を下回れば、さらにリスクは増える。オーストラリアの雇用統計は11日に発表される。

豪中銀がYCC目標を撤廃、利上げには一定の時間-23年に含みも 

  米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、豪ドル安を見込むショートポジションは今年に入ってから過去最大規模に膨らみ、最近の縮小は小幅にとどまっている。豪ドルは8月に今年の安値を付けてから回復基調にあったが、豪州最大の輸出品目である鉄鉱石の値下がりが豪ドルの弱材料に加わった。

  オーストラリア・コモンウェルス銀行(CBA)の通貨ストラテジスト、キム・マンディ氏は「金利市場で利上げ予想がさらに後退するリスクもあり、豪ドルの上値は重いままにとどまるとわれわれは見込む」と指摘。ただ、先週の豪中銀会合後に金利市場で起きている変化を見ると、下振れするにしてもより緩やかになる可能性が高いと分析した。

Aussie-dollar looks tired after trying to keep up with 2-year swap rates
 
 

  ブルームバーグが集計した10-12月(第4四半期)の予測(中央値)は1豪ドル=0.73米ドルと、1カ月前の0.74米ドルから豪ドル安方向となった。

原題:
Aussie Dollar Looks Vulnerable After Massive Repricing of Rates(抜粋)

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