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サマーズ元米財務長官がクルーグマン氏の見解に異議-金融政策巡り

  • クルーグマン氏は利上げの機が熟すまで金融当局は待つべきだと主張
  • 強力なインフ抑制余儀なくされれば景気後退のリスク-サマーズ氏

サマーズ元米財務長官は5日、米金融当局に利上げの機が熟すまで待つべきだと呼び掛けたノーベル経済学賞受賞者ポール・クルーグマン氏の見解に異議を唱えた。

  サマーズ氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、労働市場のスラック(たるみ)を取り除くことに金融当局が重点を置き過ぎており、経済やインフレの過熱を招来しかねないとの考えをあらためて示した。クルーグマン氏は先週の米紙ニューヨーク・タイムズのコラムで、「需要が弱まっても金融当局にはあまり利下げ余地がないため、利上げを急ぎ過ぎるのは大きな過ちとなる恐れがある」と指摘していた。

サマーズ元米財務長官
Source: Bloomberg

  サマーズ氏はインタビューで、もっと後になって一段と強力なインフレ抑制策を講じるよう余儀なくされれば、一層深刻なリセッション(景気後退)につながる可能性が大きいとして、今のうちに行動して景気拡大ペースを落としておいた方が良いと語った。

  また、5日発表の10月の米雇用統計からは「需要面が極めて強力である一方、供給面はあまり力強くない経済状況が分かり、過熱のリスクがある」と述べ、「インフレ加速を招いても、金融当局にはソフトランディング(軟着陸)を成し遂げる証明済みの能力はほぼ皆無だ」と警告した。

米雇用者数、予想上回る53.1万人増に加速-失業率4.6%に低下 (2)

U.S. economy added 531,000 workers in October as the jobless rate declined
 
 

原題:Summers Says He Disagrees With Krugman on Fed’s Inflation Risk(抜粋)

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