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ジョージ総裁、「辛抱強くなれる」の説得力薄れた-インフレ圧力で

  • 高インフレが長期化するリスク高まった-カンザスシティー連銀総裁
  • 労働市場の完全回復、保育環境が正常化しない限り可能性低い

米カンザスシティー連銀のジョージ総裁は、物価圧力が経済全体に広がりつつあり、インフレを押し上げている供給網の目詰まりは来年になっても長期間続くだろうと述べた。インフレ対策で米金融当局が出遅れてはならないとの見方を示唆した。

  ジョージ総裁は5日、カンザスシティー連銀とダラス連銀が主催したエネルギーに関するバーチャル会合で発言。「サプライチェーンが正常化し、需要が弱まるにつれ、インフレはいずれ落ち着くと想定するのが妥当だが、高いインフレが長期化するリスクが高まったことも同様に明白だ」と指摘。「こうしたインフレ圧力を前に、辛抱強くなれるとの主張は説得力が薄れた」と述べた。

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  ジョージ総裁は物価上昇について、「春の時点では財とサービスのうち特定のカテゴリーが要因となっていたが、最近ではもっと一般化され、経済の広い分野で顕著になってきた」と説明した。

  労働市場については今後さらに改善が期待されるとし、「コロナ禍前に比べて約500万人が依然復職していない状況であり、労働市場の逼迫(ひっぱく)は一時的なものに終わる可能性があることに留意するべきだ」と発言。「労働市場の完全回復は、保育環境が正常化しない限り実現する可能性は低い」と述べた。総裁の発言は10月雇用統計が発表される前に準備されていた。

Virtual Speakers During Federal Reserve Jackson Hole Economic Symposium
カンザスシティー連銀のジョージ総裁(2020年8月27日)
Photographer: Daniel Acker/Bloomberg

原題:U.S. Says No Plans to Reopen Consulates With Biden-Xi Summit(抜粋)

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