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利上げ封印はしない、労働市場の証拠がさらに必要-英中銀総裁

  • イングランド銀は4日、予想外の金利据え置きを発表
  • 利上げしなかった理由は全て労働市場にあるとベイリー総裁

イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は、利上げ時期を決断するために必要な証拠は英労働市場が提供するだろうと述べ、当局は必要になった時に利上げを封印することはないと言明した。

  発言を受けて来月の利上げ観測が強まりそうだ。英中銀は4日、市場予想に反して金利を据え置いた。雇用と成長に関する懸念をインフレ高進見通しよりも優先した結果だった。

  総裁は5日、BBCラジオ4の番組で、インフレを目標水準にとどめるために今後数カ月内の利上げは依然必要だとし、「封印はしないと約束する」と述べた。

イングランド銀行の政策決定について、ブルームバーグ記者が分析
Source: Bloomberg

  労働市場が4日の据え置き決定で最も重要な要素だったとし、中銀は行動する前に新型コロナウイルス不況対策の雇用支援終了の影響についてより多くの情報が必要だと説明した。

  「なぜ今利上げしなかったのかとの問いの答えは、私の見解では全て労働市場にある」と語った。一時帰休労働者支援が9月に終了した時点の対象者は中銀の想定より多かったが、これらの労働者がどうなったかが鍵だという。初期の兆候によれば、その多くは元の職を回復しており、そうであれば12月の利上げに道が開かれる可能性がある。

  市場は現在、12月利上げ確率を80%前後として織り込んでいる。ドイツ銀行やクレディ・スイス・グループなどのエコノミストらも12月利上げを予想している。2022年末の金利についての市場予想は1%弱と、4日の発表前の1.25%超から後退した。

原題:Bailey Says Jobs Market Has Missing Evidence for BOE Hike (1)(抜粋)

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