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ヘッジファンドの英オートノミー、運用資産77%減-マクロ戦略不振

  • 運用資産残高は約15億ドル、2019年の63億ドルから急減
  • 旗艦ファンド、1-10月運用成績マイナス28%-ブラジル投資不調

英ヘッジファンド運営会社オートノミー・キャピタル・リサーチの旗艦ファンドはアルゼンチンやブラジルの投資が不振で、今年のパフォーマンスが金融危機以降で最悪となる方向だ。足元の運用資産も2019年半ばに記録したピークから約50億ドル(約5700億円)減少している。

  同社のグローバル・マクロファンドは1-10月の運用成績がマイナス28%。10月だけでマイナス7%だった。ブルームバーグが入手した資料と事情に詳しい複数の関係者の話で分かった。関係者の1人によれば、同社の運用資産は約15億ドルと、2年前の63億ドルから減少。同社の社外広報担当者ファニ・ボドリ氏はコメントを控えた。

  オートノミーの状況は、幅広い経済動向を基に投資するマクロ戦略の他のファンドと似ている。一部の大手ファンドは、新型コロナウイルスによる混乱がなお続く世界経済について方向性を見極めるのに苦慮している。だがオートノミーの資産の減り方は特に大きい。

Autonomy's Disappearing Assets

U.K. hedge fund has shrunk in size as Latin American bets sour

Source: documents obtained by Bloomberg

  オートノミーではブラジルとアルゼンチンが足元の問題の中心だ。創業者ロバート・ギビンズ氏は先月の投資家宛て書簡で、「ブラジルや他の新興国市場の想定を超えるインフレ度合いを評価せず、信頼性回復の必要性を予想して各国中銀が取った対応の強さを理解しなかった」とし、「こうした両方のミスが高くついた」と指摘していた。

Country's bond yields have surged amid skyrocketing inflation
 
 

原題:Autonomy Assets Plunge 77% From Peak as Macro Bets Sour (1)(抜粋)

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