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ウーバー、10~12月期利益は市場予想下回る見通し-初の黒字化後

更新日時
  • 10-12月期の調整後EBITDAは2500万-7500万ドルへ
  • 7-9月の調整後EBITDAは800万ドル-株価は一時6%安

配車サービス大手、米ウーバー・テクノロジーズが4日に示した10-12月(第4四半期)調整後利益見通しは市場予想に届かなかった。7-9月(第3四半期)決算は株式公開後で初めて四半期ベースで黒字に転換した。

  発表資料によると、10-12月期の調整後EBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)は2500万-7500万ドル(約28億-85億円)の見通し。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は9810万ドルだった。グロスブッキングは250億-260億ドルの見通しで、市場予想とほぼ同水準だった。

  7-9月期は配車事業の回復や、宅配事業需要が持続したことが業績に寄与し、四半期ベースで初めて調整後損益が黒字化したが、今四半期の業績見通しが市場予想を下回ったことが嫌気され、株価は時間外取引で一時6%下落した。

  7-9月の調整後EBITDAは800万ドルで、アナリスト予想平均は1540万ドルの赤字だった。ウーバーは9月、調整後EBITDAについて2500万ドルの赤字から2500万ドルの黒字のレンジとの見通しを示していた。

  ただ、その他費用を加味した7-9月期純損益は24億ドルの赤字だった。中国の配車サービス大手、滴滴グローバルの持ち株に関連して評価損を計上したことが響いた。

  ネルソン・チャイ最高財務責任者(CFO)は発表資料で「これはほんの一歩だと認識しているが、社全体で調整後EBITDAが黒字化したことはウーバーにとって重要な一里塚だ」と説明した。

  4日の発表資料によれば、売上高は72%増の48億ドルと、ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均の44億ドルを上回った。

  配車サービスは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)から最も深刻な打撃を受けた業種の1つだったが、ワクチン接種率の上昇や経済活動再開で配車サービス需要は持ち直しつつある。モビリティー事業のグロスブッキングは前年同期比67%増加した。空港での配車サービスは同203%の急回復を見せた。

  配車サービスの利用者は戻りつつあるものの、ウーバーや同業のリフトにとって需要に対応できる十分な数の運転手を確保することは難しくなりつつあり、運賃の上昇や顧客の待ち時間が長くなる事態につながっている。ウーバーは衛生面の不安などで復職に二の足を踏む多くの運転手を復帰させるため多額の投資を行っている。

  ダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は発表資料で「ドライバーを増やすために早くから進めてきた決断力のある投資が引き続き成果をもたらしている。ドライバーは着実に復帰しており、顧客体験の一層の改善につながっている」と指摘した。

Ride-hailing is still Uber's cash cow but delivery is getting closer to profitability

Source: Uber Technologies Inc.

 

原題:Uber’s Weak Forecast Casts Cloud Over First Adjusted Profit (2) (抜粋)

 

(業績見通しや株価を追加して更新します)
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