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トヨタ出資の中国モメンタ、2億ドル調達-自動運転技術の開発推進

  • 今年は約12億ドル調達-膨大なデータ収集で車メーカーの協力不可欠
  • トヨタなど顧客が戦略的パートナー、研究開発後押し-曹旭東CEO

自動運転技術を手掛ける中国のスタートアップ、モメンタは上海汽車集団や馬雲(ジャック・マー)氏の雲鋒基金などから新たに2億ドル(約228億円)を調達した。

  モメンタは今年に入り、米ゼネラル・モーターズ(GM)からの3億ドルに加え、トヨタ自動車やドイツのボッシュ、シンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングスからも出資を受けており、年初来の調達額はこれで約12億ドルに上る。

  曹旭東最高経営責任者(CEO)はインタビューで、「当社投資家の大半は順調に進んでいた従来の事業協力から発展させ、こうした決断に至った」とし、GMやトヨタなど顧客を投資家として迎えることで戦略的パートナーとなり、研究開発や事業計画を後押しする見込みだと述べた。

  マイクロソフトリサーチアジア出身の人工知能(AI)エンジニアのチームが2016年に設立したモメンタは、データ重視のアプローチを採用。同社のアルゴリズムは、自動車や周辺状況に関する知覚情報をリアルタイムで実用的な情報に転換させることができる。アルゴリズム強化に必要な膨大なデータポイントの収集には相当量の運転が求められるため、自動車メーカーとの協力が不可欠だ。

  曹CEOは「AIの魔力はいったん人間のレベルに近づけば、常に爆発的な伸びを示し、わずか3年、あるいは5年のうちに人間の水準を数百倍、数千倍上回る可能性を秘めている点だ」と指摘。「われわれは25年にも自動運転でその地点を目の当たりにするかもしれない」と語った。

原題:Momenta Raises $200 Million in Self-Driving Cars Push (1)(抜粋)

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