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トヨタ、減産分の挽回生産来期にずれ込みも-「近年にない高負荷」に

  • 9月以降の休止の代替稼働は1-3月に、一部は4月以降に設定検討
  • トヨタはきょう決算、市場予想は売上高・利益ともに会社計画上回る

部品の供給不足の影響で大幅な減産を余儀なくされているトヨタ自動車の挽回生産が、来期(2023年3月期)にずれ込む見通しであることが明らかになった。トヨタは来期を通じて高い生産水準を見込んでおり、今期分が持ち越されることで今後、再び生産に支障が出た際の挽回能力に影響する可能性がある。

The Toyota Mega Web Car Theme Park Ahead of Earnings
トヨタのロゴ
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  トヨタが10月後半に労働組合に挽回生産の見通しを提示した、と労組の1日付の組合報が伝えた。それによると、9月以降に休止した6日分の代替稼働は部品供給状況の先行きが不透明だとして12月は実施せず、1-3月に振り替える予定。3日分は来期に持ち越すことを検討するとしている。

  トヨタは来期の国内生産に関して、各四半期の日当たり生産台数が1万4500-1万5100台と「年度を通じ高い水準が継続」するとも指摘している。トヨタは今年11月に同月として過去最高の生産台数を目指しているが、来年10-12月も前年同期比で0.6%減程度と高い水準を予測。「近年にない高負荷」になるとして労組への協力を求めている。

  トヨタ広報担当の橋本史織氏は電話取材に、生産計画についてはコメントできないとした。

  世界的な半導体不足に加えて東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大の影響で一部の部品の供給が滞ったためトヨタは8月以降減産を強いられ、9月に今期の世界販売計画を従来の930万台から「900万台レベル」に引き下げた。今期(22年3月期)の業績予想は据え置いている。

  トヨタは4日に決算発表を予定。ブルームバーグが集計したアナリスト20人による営業利益と売上高の予想平均値は2兆9695億円、30兆9718億円でいずれも会社側の計画値を上回っている。

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