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ヘッジファンドがまれなリスク抑制措置、利回り読み違いで損失拡大

ヘッジファンドのトレーダーらは世界の国債市場で、悪夢のシナリオが現実になるのを目の当たりにした。

  主要中央銀行の利上げ計画が根強いインフレへの対応として前倒しされるとの臆測が広がる中、オーストラリアから英国、米国に至るまで国債利回りは先週、ファンドの予想とは反対の方向に転じた。損失は積み上がり、複数のファンドでは一部のトレードを凍結するダメージコントロールを余儀なくされた。

  バリアズニー・アセット・マネジメントとブルークレスト・キャピタル・マネジメント、エクソダスポイント・キャピタル・マネジメントはいずれも想定損失が上限に達したことから、トレーダー2~4人の取引を抑制する措置を講じた。事情に詳しい複数の関係者が、非公開情報であることを理由に匿名を条件に明らかにした。異例のリスク管理であるこの措置により、トレーダーはポジションを変更できなくなり、ファンドはポジションの見直し、あるいは解消が可能になる。

  エクソダスポイントは10月に約4億ドル(約456億円)の損失を出し、同月の成績は2%のマイナスになったという。年初来では依然2.8%のプラスリターン。

  ミレニアム・マネジメントも苦しい状況にあり、マクロポートフォリオの運用を引き続き監視していると、関係者らが述べた。ポイント72・アセット・マネジメントのマクロ運用でも、債券市場の動向に起因する損失が生じたという。

  各社の広報担当者はコメントを控えた。

RF markets stress trader
 
Source: iStockphoto

原題:Balyasny, BlueCrest, ExodusPoint Ground Traders Over Losses (1)(抜粋)

 

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