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中国政府の食料備蓄要請巡りネット上で臆測-感染拡大や寒波を警戒

  • 国営メディアの経済日報は、心配すべきではないとする記事を発信
  • 2日の中国・香港株式市場では食品メーカーの株価が上昇した

中国商務省が地方政府に冬季の食料供給を十分に確保するよう求め、国民に一部の日用必需品を備蓄しておくよう促した声明を巡り、オンライン上で臆測が広がっている。新型コロナウイルスの感染拡大や寒波予報、さらには台湾との対立激化と関連付ける人々もいる。

  商務省は1日夜に発表した声明で、地方当局に物価を安定させ、この冬から来年春にかけ野菜などの生活必需品を確実に供給するよう指示。中国の一般世帯に対しては冬季の数カ月もしくは非常事態に備え一定量の日用品を蓄えるよう奨励した。

  今回の通知は、10月初旬の大型連休を控えた9月に出されたものと同様だが、新たなロックダウン(都市封鎖)や移動制限につながった新型コロナの感染拡大に関係するものだとの観測をあおっている。

Pricier Food

Wholesale vegetable prices in China shot up this month

Source: China Ministry of Commerce

Note: Oct. 2021 data is as of Oct. 22

  中国のソーシャルメディア「微博(ウェイボ)」では北京時間2日午後1時45分(日本時間同2時45分)時点で、「商務省が必要に応じ日用品の備蓄を家計に要請」と題されたテーマの閲覧数は1700万回を突破、5000人余りがコメントを寄せている。食料備蓄要請は台湾への攻撃計画と関連しているはずだと臆測するコメントも多い。

  ネット上でこうした観測が広がったことを受け、国営メディアの経済日報は商務省の声明について考え過ぎたり心配すべきではないとする記事を発信。食料備蓄の呼び掛けは、現在のコロナ感染拡大局面で自宅待機を余儀なくされた場合に備えるためのものだと論じた。

  2日の中国・香港株式市場では食品メーカーの株価が上昇。福建安井食品は一時9.2%高となった。克明食品は10%近く値上がりする場面があり、桃李面包は一時6.5%上げた。

原題:
China Urges Food Stockpiling For Winter, Prompting Online Worry(抜粋)

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