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米金融当局、11月中にテーパリング開始へ-エコノミスト調査の予想

  • エコノミストの過半数は23年の早い時期の利上げ開始見込む
  • テーパリングは月額計150億ドルのペース-22年半ばに終了

米金融当局はインフレ懸念の高まりを受け、2、3両日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合終了後に資産購入のテーパリング(段階的縮小)開始を発表する見通しだ。ブルームバーグがエコノミストを対象に実施した最新調査でこうした予想が示された。

  エコノミスト49人のうち過半数は金融当局が今月中にテーパリングを始めて2022年半ばまでに終えると予想。月額計1200億ドル(約13兆6500億円)のペースで進めている購入について、米国債は毎月100億ドル、住宅ローン担保証券(MBS)は50億ドルずつ減らすと見込んでいる。

Headwinds Mounting For World Economy Into Final Stretch of 2021
ワシントンのFRB本部
Photographer: Samuel Corum/Bloomberg

  利上げ開始が22年中か23年の早い時期かを巡ってはほぼ半々の見方が示されたが、23年の早い時期とする予想がわずかながらも過半数を占めた。フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジの上限は24年末までに1.75%に引き上げられるとし、9月調査の数値より0.25ポイント高くなっていいる。

  金融当局は3日午後2時(日本時間4日午前3時)にFOMC声明を発表し、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が2時半から記者会見する。今回会合では四半期経済予測の公表は予定されていない。

Speed of Tapering

Economists are divided on when the FOMC will complete its asset purchases

Bloomberg News survey of economists Oct. 22-27

  INGファイナンシャル・マーケッツのチーフ国際エコノミスト、ジェームズ・ナイトリー氏は「3日にテーパリングの発表があるというのは既定路線と想定される」と調査への回答で指摘。高インフレが続いていることで、「現行のシグナルよりも急にテーパリングが終了する可能性があり、来年下期に少なくとも2回の利上げが行われる公算が大きい」としている。

  ほぼ全てのエコノミストが、今回のFOMC会合でのテーパリング発表を予想し、「テーパリングを始める時が来たと考えている」としたパウエル議長の10月22日の発言に沿った形となっている。また約3分の2は11月の開始を予想し、残りの大部分は12月のスタートを見込んだ。

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  大半のエコノミストはテーパリングが月額計150億ドルのペースで進められ、22年6月末ごろに終了するとみているが、別の質問に対する回答では、金融当局がペースを速める可能性があるとの見方が示された。具体的には51%がテーパリングに要する期間を8カ月と回答したのに対し、35%は7カ月ないしそれより短い期間になると予測した。

  パウエル議長ら当局者は利上げ開始の前にテーパリングを終えたいとしており、終了時期が早まれば、そうでない場合に比べてもっと早期に利上げに踏み切る柔軟性を確保することになる。

Higher Rates Coming

Economists forecast multiple Fed rate hikes over next few years

Bloomberg News survey of economists Oct. 22-27

Economists were asked to forecast the upper bound of the fed funds rate for June and December of each year.

原題:Fed to Taper in November Amid Inflation Concerns, Economists Say(抜粋)

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