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モデルナ株が下落、12-17歳のワクチン接種巡るFDAの判断受け

  • FDAは接種後の心筋炎リスクの検証にさらに時間をかける意向
  • さらに低年齢の子供が対象のEUA申請時期も先送りされる可能性

米医薬品メーカー、モデルナの時価総額が1日、32億ドル(約3650億円)余り減少した。12歳から17歳を対象とする同社の新型コロナウイルスワクチン接種について、食品医薬品局(FDA)から緊急使用許可(EUA)を得られなかったことが背景にある。

  モデルナの10月31日の発表資料によると、FDAは接種後に心筋炎が起きるリスクについて国外の分析の検証にさらに時間をかける意向を示した。検証が年内に終わらない可能性もあるという。同社の株価終値は2.3%安の337.17ドル。

モデルナのワクチン、12-17歳接種の審査に時間要するとFDAが通知

  モルガン・スタンレーのアナリスト、マシュー・ハリソン氏は顧客向けリポートで、「遅れは想定外ではなかろう」とした上で、さらに低年齢の子供が対象のEUA申請時期も先送りされるだろうと分析した。12歳以上の子供の接種について5月にEUAを取得したファイザーとビオンテックに比べ、モデルナのワクチン配布はかなり出遅れることになる。

FDA、ファイザー製コロナワクチンを12-15歳に緊急使用許可 (1)

Moderna fell 10% in October as vaccine sentiment wanes
 
 

  モデルナの株価は10月の下落率が10%と、月間では3月以来で最も大きくなった。米メルクの新型コロナ経口薬開発が順調に進んだことがワクチン関連株への熱狂に水を差した。ただモデルナの株価は年初来で3倍余り値上がりしており、S&P500種株価指数への採用を経て、今年のパフォーマンスは構成銘柄中トップで群を抜いている。 

原題:
Moderna Slips After FDA Setback on Teenage Covid-19 Shots (1)(抜粋)

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