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米ISM製造業景況指数、10月は60.8に低下-供給障害が長引く

更新日時
  • 入荷遅延指数は5カ月ぶりの高水準、原材料リードタイムは過去最長
  • 新規受注指数は昨年6月以来の低水準、雇用指数は3カ月ぶり高水準

米供給管理協会(ISM)が発表した10月の製造業総合景況指数は前月から低下し、継続的なサプライチェーンの障害が引き続き製造業者を圧迫していることを示唆した。入荷遅延が長引き、在庫は拡大した。

キーポイント
  • ISM製造業総合景況指数は60.8
    • 前月は61.1
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は60.5
    • 同指数は50が活動の拡大と縮小の境目を示す


  10月の入荷遅延指数は5カ月ぶりの高水準となり、原材料のリードタイム(発注から納品までにかかる時間)が伸びていることを示した。労働力不足や断続的な操業停止、記録的な輸入を受け、全米の港湾施設が対応不可能に陥っており、出荷が遅延している。

U.S. manufacturing growth holding firm, yet supply chain constraints linger
 
 

  これが在庫指数の上昇にもつながっており、同指数は1984年以来の高水準に達している。

  ISM製造業調査委員会のティモシー・フィオレ会長は発表文で、「強まる需要に対応するため、企業とサプライヤーは前例のない数の障害に引き続き直面している」と指摘。「原材料リードタイムの記録的な長期化や重要材料の不足継続、コモディティー価格の上昇、製品輸送面での困難が製造業の全てのセグメントに影響している」と説明した。

  生産プロセスで使用される原材料の平均リードタイムは96日と、データでさかのぼれる1987年以降で最長となった。保守点検や修理、操業に使用される部品の平均リードタイムは49日。こちらも最長を記録した。

  生産指数がほぼ変わらずとなった一方、新規受注指数は59.8と昨年6月以来の水準に低下。受注残指数のペース鈍化につながった。

  原材料価格は引き続き上昇しており、仕入れ価格指数は85.7と3カ月ぶり高水準。

  16業種が活動拡大を報告。特に衣料や家具、繊維製品で伸びが目立った。

  製造業者は人員拡大に成功しているようで、雇用指数は52と、3カ月ぶり高水準となった。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:Manufacturing Growth in U.S. Eases as Supply Chain Issues Linger(抜粋)

(統計の詳細を加え、更新します)
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