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豪中銀、2日会合で利回り目標撤廃か-記者会見が前兆となる可能性

  • 中銀は先週、利回り目標防衛せず-市場で目標撤廃の観測高まる
  • エコノミスト、23年初めに0.15ポイント利上げと予想-時期前倒し

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は2日に政策決定会合を開く。中銀が先週、3年国債の利回り目標を防衛しなかったことで、この目標が撤廃されるとの観測が高まっており、ロウ総裁は債券購入を見送った理由についての説明で、意思伝達の難しさに向き合うことになりそうだ。

  イールドカーブ・コントロール(YCC、長短金利操作)の対象である2024年4月償還国債の利回りは10月29日、一時0.80%を付けた。中銀が0.10%前後の目標水準に維持するための対応を行わなかったことに反応した。27日に発表された7-9月(第3四半期)のコアインフレ率が15年以来初めて2-3%の中銀目標レンジに戻ったことをきっかけに、利回り上昇が始まっていた。

豪中銀、利回り目標防衛せず-国債購入公表なくYCC停止観測も

Rocketing yields leave doubts over RBA's target
 
 

  現時点で多くのエコノミストは、豪中銀が2日の会合で利回り目標を撤廃すると予想。会合後の記者会見開催の発表が、前兆の1つとなる可能性がある。これは通常、重要な政策変更がある際に開かれるからだ。

  カナダ銀行(中央銀行)は10月27日、債券購入プログラムを終了すると発表。米連邦公開市場委員会(FOMC)も今週2、3両日の会合で、債券購入のテーパリング(段階的縮小)を決めると予想されている。市場はイングランド銀行(英中央銀行)についても、4日か来月の会合での利上げを見込んでいる。

Investors bet rate hikes needed to cool price pressures
 
 

  ロウ総裁は、豪州が米英ほどの物価圧力には直面していないと分析。政策金利は24年まで過去最低の0.1%にとどまると予測した上で、それまでには労働市場の逼迫(ひっぱく)で賃金の伸びが加速するとの認識を示している。

  スワップトレーダーは債券売りと並行して、豪州の引き締めサイクルの早期開始を見込んだ賭けも拡大。22年5月までに0.15ポイントの最初の利上げ、同年末までにさらに2回の利上げを織り込んでいる。

  大半のエコノミストはそうした動きを1つのインフレ統計に対する過剰反応と見なしているものの、多くが利上げ時期の予測を前倒しした。調査対象のエコノミストの予想中央値では、23年初めに0.15ポイントの利上げが見込まれている。

原題:
RBA Faces Credibility Test as Markets Push Yield Envelope (1)(抜粋)

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