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利回り曲線スティープ化予想が損失の引き金-ロコスとアルファダイン

  • 実際にはフラット化-英中銀の利上げ時期予想前倒しが大きな打撃
  • ヘッジファンド業界は米国債2年・10年物利回り拡大を見込んでいた

債券イールドカーブの世界的なフラット化が、一部の大手マクロヘッジファンドに損失をもたらした。

  事情に詳しい関係者によると、クリス・ロコス氏のロコス・キャピタル・マネジメントは10月の運用成績が、11%のマイナスとなった。英米国債の長短利回り格差が拡大すると見越した取引が一因だった。実際には格差は縮小した。

著名マクロトレーダー、ロコス氏のヘッジファンド20%下落-過去最悪

  特に、イングランド銀行(英中央銀行)の利上げ時期予想の前倒しが大きな打撃になったという。年初来成績はマイナス20%となり過去最悪の年となる見込みだ。

  イールドカーブのスティープ化を見込んでいて損失を被ったのは、ロコスだけではなかった。

  アルファダイン・アセットマネジメントの損失は、悲惨だった6月ほどではなかったものの、10月も1%余りを失い、年初来成績は10月22日まででマイナス13%だと関係者が非公開情報だとして匿名を条件に述べた。関係者の1人によれば、アルファダインは減らしたもののまだスティープ化を見込むポジションを保持している。欧州債の利回り曲線スティープ化を見込む取引もしていると別の関係者は話す。

  調査分析会社のピボタルパスによると、転換社債アービトラージとクレジットロングショートのヘッジファンド全体で、米国債の2年物・10年物利回り拡大を見込むポジションは9月末時点で1999年6月以来最大級だった。だが、9月末に121ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)あった利回り格差はその後縮小し、約107bpとなっている。

原題:
A Wrong-Way Bet on Bond Yields Triggered Rokos, Alphadyne Losses(抜粋)

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