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ドル・円ベーシスが1年ぶり低水準、国内勢の対外投資活発-チャート

ドル・円のベーシススワップは更なる低下へ

ドル・円のベーシススワップが大きく低下している。企業の外貨調達ニーズが反映される5年物は一時マイナス40ベーシスポイント(bp)と約1年ぶりの水準を付けた。米金融政策正常化や新型コロナが収束の兆しを見せ始める中、日本企業によるドル資金調達ニーズの強まりが背景にある。日本企業の対外投資も活発化しつつあり、拡大基調は継続するとの見方が出ている。

  三菱UFJ銀行の関戸孝洋チーフジャパンストラテジストは、「10月に入ってから、企業による対外直接投資のフローがかなり出ている。コロナ禍からの回復において、昨年進められなかった直接投資を再開している動きが年度下期に入って出てきていると思う」と指摘。「5年物であれば一昨年のマイナス40bp~マイナス55bpのレンジに回帰する可能性が高い」とみている。

  米連邦準備制度理事会(FRB)がテーパリング(資産購入の縮小)を始める見込みとなっていることや日銀が世界の中銀の正常化流れに追随しないことも拡大を後押し。関戸氏は「急激な円安やベーシスの拡大進行に対して、日銀が対応せざるを得ない場面があるかもしれない」とも指摘した。

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