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アマゾン、10-12月売上高見通し予想下回る-時間外で株価下落

更新日時
  • 10-12月に消費者向け事業で「数十億ドル」の追加コスト発生見込む
  • 7-9月の売上高と利益も市場予想を下回る-株価は一時約4%下落

アマゾン・ドット・コムが28日発表した10-12月(第4四半期)売上高見通しはアナリスト予想を下回った。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)によるオンラインショッピングの押し上げ効果が引き続き後退していることが示唆された。株価は時間外取引で約4%下落した。

  7-9月(第3四半期)の売上高と利益も市場予想を下回った。アマゾンはサプライチェーン問題への対応やホリデーシーズンの配達員増員によるコストが利益をさらに圧迫するとの見通しを示した。

  28日の発表資料によると、10-12月の売上高見通しは1300億ー1400億ドル(約14兆8000億ー15兆9000億円)。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は1416億ドルだった。営業利益はゼロになる可能性もあるとした。

  ブライアン・オルサフスキー最高財務責任者(CFO)は「消費者の支出パターンがパンデミック前に戻り始めた」とした上で、アマゾンでは約束した期間内に確実に商品を届けるため、スペースに空きのある輸送車の派遣、非効率なルートでの配達、一部出荷の迅速化が増えていると説明した。

  アマゾンは今週、世界的なサプライチェーン問題に対応する備えが投資を通じて十分にできていると投資家や消費者を安心させようと努めたが、アンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)はこの日、こうした支出が負担になると述べた。

  ジャシー氏は「人手不足や人件費増加、世界的なサプライチェーン問題、輸送や出荷費用増への対応で、10-12月に消費者向け事業で数十億ドルの追加コスト発生を見込んでいる」と指摘した。

  7-9月(第3四半期)の売上高は15%増の1108億ドル。アナリスト予想平均は1118億ドルだった。1株利益は6.12ドルと、前年同期の12.37ドルから減少した。

  売上高の内訳を見ると、クラウド部門アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が39%増の161億ドルと、2019年序盤以来で最大の伸びを記録。オンラインストアは約500億ドルで、3%の増収にとどまった。広告を中心とする「他の」売上高は49%増の80億9000万ドル。これは大幅な拡大だが、ここ数四半期に比べるとペースは鈍化した。 

原題:Amazon Projects Holiday Sales Signaling End to Pandemic Boom (1)Amazon Says Labor, Fulfillment Costs May Wipe Out Holiday Profit(抜粋)

 

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