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米国株反発、決算を好感-20年債・30年債の利回り曲線逆転

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28日の米株式相場は反発し、S&P500種株価指数が最高値を更新した。米企業が業績に対する市場の高い期待に応えていることがあらためて示された。主要株価指数はこのままいけば月間ベースで1年ぶりの高い伸びとなる。米国債は不安定な展開が続き、20年債と30年債のイールドカーブが逆転した。

  • 米国、S&P500とナスダック100が最高値更新-決算を好感
  • 米国債は総じて下落、10年債利回り1.57%に上昇
  • ドル下落、対円で113円台半ば-ユーロは高い
  • NY原油は小反発、OPECプラスが市場タイト化見込む
  • 金スポット相場、1800ドル挟んで推移-方向感欠く動き

  S&P500種は不動産や資本財、一般消費財などに押し上げられ、月間ベースの上昇率を伸ばした。ダウ工業株30種平均も前日の下げから持ち直した。アマゾン・ドット・コムとテスラが買われる中、ナスダック100指数も最高値を更新した。

  S&P500種は前日比1%高の4596.42。ダウ平均は239.79ドル(0.7%)高の35730.48ドル。ナスダック総合指数は1.4%上昇。

  決算が材料視された銘柄では、利益が市場予想を上回ったキャタピラーの株価が上昇。復配を発表したフォード・モーターも買われた。一方、10-12月の売上高見通しが市場予想を下回ったイーベイは下落した。

  米国債市場ではニューヨーク時間午後4時55分現在、10年債利回りが3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.57%。政府が2020年5月に20年債の発行を再開して以降で初めて、20年債と30年債のイールドカーブが逆転した。2年債の利回りは低下し、再び0.50%を割り込んだ。

米国債、20年と30年のイールドカーブが逆転-20年債発行再開以降で初

U.S. 20-year yield exceeds 30-year for first time
 
 

  外国為替市場ではドルが主要10通貨に対し下落。コロナ禍からの回復の鈍りを示す米経済指標が材料視された。ユーロは上昇。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が超緩和的な金融政策へのコミットメントを強調しようとしたにもかかわらず、市場は引き続き来年に利上げがあると見込んでいる。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%低下。50日移動平均線を下回り、1カ月ぶり低水準となる場面があった。ニューヨーク時間午後4時55分現在、ドルは対円で0.3%安の1ドル=113円55銭。ユーロは対ドルで0.7%高の1ユーロ=1.1684ドル。

Dollar index slips below the 50-day moving average
 
 

  ニューヨーク原油先物相場は小反発。朝方は前日比マイナス圏に沈んでいたが、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」が世界の石油市場タイト化を見込んでいると伝わると反転した。

  OPECプラスの共同技術委員会(JTC)が評価する暫定データに詳しい関係者によると、10-12月(第4四半期)の世界の石油在庫は平均で日量110万バレル減少する見通し。これまでは同67万バレル減と予想されていた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は前日比15セント(0.2%)高い1バレル=82.81ドル。ロンドンICEの北海ブレント12月限は26セント安の84.32ドルで終了した。

  金スポット相場は方向感が定まらず、1オンス=1800ドルを挟んだ値動きとなった。景気回復を巡る懸念と金融政策引き締めの見通しが意識された。主な株価指数が最高値圏で推移する中で企業業績にも注目が集まっており、バイデン大統領が掲げる経済政策の進展状況にも投資家の目が向いている。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は続伸。前日比0.2%高の1オンス=1802.60ドルで終了した。

原題:Stocks Jump Amid Profit Optimism; Bond Yields Rise: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Mixed, Belly Underperforms Following Soft 7-Year Sale(抜粋)

Dollar Slips as Euro Advances on ECB Rate-Hike Bets: Inside G-10(抜粋)

Oil Edges Up as OPEC+ Expects Tighter Market This Quarter(抜粋)

Gold Steadies as Bond Curves Signal Global Growth Concerns(抜粋)

(個別銘柄の動きなどを追加、相場を更新します)
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