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Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg
cojp

パプアニューギニアにハッカー攻撃、援助資金にアクセス不能-関係者

  • ハッカー側は身代金をビットコインで支払うよう要求
  • PNGのシステムは非常に脆弱、手遅れかもしれないとの指摘も

パプアニューギニア(PNG)政府がハッカー攻撃を受け、国際社会からの援助資金にアクセスできなくなっている。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  関係者によれば、財務省の統合財務管理システム(IFMS)が先週、身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」による攻撃を受けた。国家予算・会計を一括して単一のプラットフォームにまとめているIFMSは、外国から支援に大きく依存している政府の資金へのアクセスを管理している。

  ある省庁の会計部門で働く複数の職員はこのシステムが使用できなくなっているとブルームバーグに認めた。財務省は対応を進めていると伝えてきたが、原因については説明しなかったという。

  政府内部の機密事項だとして匿名を条件に述べた職員らは、ハッカー側は身代金を仮想通貨ビットコインで支払うよう要求していると明らかにしたものの、要求額については触れなかった。

  首相府と財務省、情報通信技術省に電子メールと電話でコメントを得ようと試みたが、応答はなかった。

  政府のネットワークシステムは、幾つもの深刻な脆弱(ぜいじゃく)さを抱えており、ハッカーにネットワーク侵入を許す可能性があるとも職員らは話している。

  オーストラリアのシドニーを本拠とするローウィー研究所で太平洋島しょ国プログラム担当ディレクターを務めるジョナサン・プライク氏は、「PNGのシステムはすでに非常に脆弱で、豪州はこの分野に参入し、独自のセキュリティーとインフラを提供しようとしている。だが、現実的には手遅れだと思う」とブルームバーグ・ニュースに語った。「最初からやり直す必要があり、膨大な投資が求められるが、PNGが優先すべき多数の課題の中にあっては、最優先されることはまずないだろう」と指摘した。

原題:Ransomware Hackers Freeze Millions in Papua New Guinea Aid Cash(抜粋)

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