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エヌビディアのアーム買収、EUが調査-技術使用制限や価格上昇懸念

  • 欧州委は調査結果踏まえ来年3月15日を期限に買収承認の是非を判断
  • アームの知的財産へのアクセス制限ないし低下につながる恐れとEU

ソフトバンクグループ傘下の英半導体設計会社アーム買収を目指す米エヌビディアの計画について、欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は、EU競争法に基づく本格的な調査に入ったと発表した。

  ベステアー執行副委員長は27日の発表資料で、EUの分析によれば、買収計画はアームの知的財産へのアクセスの制限ないし低下につながる恐れがあると説明。「価格上昇を招き、選択肢を減らし、技術革新を弱める」危険があると警告した。

  ベステアー副委員長は「半導体が用いられる多くの市場」に影響しかねないと指摘。欧州委は調査結果を踏まえ来年3月15日を期限に買収承認の是非を判断する。

  エヌビディアは昨年9月、アームをソフトバンクグループから最大400億ドル(現在の為替レートで約4兆5500億円)で買収することで合意に達したと発表した。

  米クアルコムアルファベット傘下のグーグルは、アームが持つ重要な半導体技術使用のライセンスがエヌビディアの支配下に入れば、中立的なパートナーとしてのアームの役割が脅かされかねない訴えていた

  買収計画を巡っては、英競争・市場庁(CMA)も詳細な調査を行うよう8月に政府に勧告していた。

原題:
Nvidia-Arm Deal Risks Higher Prices, Less Choice, EU Warns (1)(抜粋)

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