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マイクロソフト、7-9月期は増収増益-クラウド事業が好調

更新日時
  • アジュールやオフィス365の需要好調が業績押し上げ
  • 利益と売上高は11四半期連続でアナリスト予想を上回る

マイクロソフトが26日発表した7-9月(第1四半期)決算は増収増益となった。クラウドベースのソフトウエアがけん引役となり、利益と売上高は11四半期連続でアナリスト予想を上回った。

  発表資料によると、7-9月期売上高は22%増の453億ドル(約5兆1700億円)。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均439億ドルを超えた。1株利益は税務上の利益を除いたベースで2.27ドルに増加。市場予想平均は2.07ドルだった。10-12月(第2四半期)の部門別売上高見通しも市場予想を上回った。

  サティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)は、「アジュール」の契約を着実に進めクラウドコンピューティング事業の業績を伸ばしている。インターネットベースの業務用ソフト「オフィス」も伸びが続いた。アジュールなどクラウドサービス事業の7-9月売上高は50%増と、前四半期の51%増をわずかに下回る伸びだった。法人向け「オフィス365」の売上高は23%増えた。高度な機能を求めて料金が高めのサブスクリプション(定額制)サービスにシフトする顧客が増えた。

  マイクロソフトの株価は決算発表後の時間外取引で約1.6%上昇。通常取引終値は310.11ドル。

  同社は決算発表に関する電話会見で、アジュールやサーバー用ソフトウエアを含むインテリジェント・クラウド部門の10-12月期売上高が最高184億ドルになるとの見通しを示した。アナリスト予想平均は179億ドルだった。エイミー・フッド最高財務責任者(CFO)は、基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」などを含むモア・パーソナル・コンピューティング部門の売上高が最高168億ドルと、予想を10億ドル余り上回る見通しを示した。

 

Microsoft revenues across product lines rise led by cloud
 
 

  税務上の利益を含めた7-9月期の純利益は205億ドル(1株当たり2.71ドル)に増加した。税務上の利益はマイクロソフトが知的財産権の一部を米国に戻したことに関連するもので、全体的な税率は後で上昇することになるとフッドCFOはインタビューで述べた。

  法人向けクラウド事業の売上高は7-9月期に36%増加し207億ドルと、初めて200億ドルを突破した。同社ウェブサイトに掲載したスライドによると、同分野の粗利益率は「わずかに」縮小し71%。会計変更の影響を除けば、粗利益率は4ポイント拡大していたという。

  クラウド経由で利用されるオフィスでは、顧客はサブスクリプションのユーザー数を増やし、セキュリティーなどの機能を加えた料金が高めのプランを購入しているとフッドCFOは説明。企業向けパソコン(PC)も堅調だと付け加えた。

原題:Microsoft’s Cloud-Computing Strength Fuels Revenue, Profit (3)(抜粋)

 

(業績見通しやCFOのコメントなどを追加し、時間外取引の株価を更新します)
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