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中国電信の米事業免許、FCCが取り消し-安全保障で締め付け

更新日時
  • 中国電信の所有構造に重大なリスク-FCC委員長代行
  • 米通信網から中国企業排除の取り組み継続、中国聯通なども審査

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米連邦通信委員会(FCC)は中国国有通信会社、中国電信(チャイナテレコム)の米国内事業免許を取り消した。安全保障を理由とした中国通信会社への締め付けを強化した。

  FCCが月例会合で実施した採決の結果は、4対0の全会一致。中国電信の米部門は2002年から事業免許を保持していた。同社は中国通信大手3社のうちの1社。

Chinese Mobile Operators As NYSE to Delist Telco Giants on U.S. Executive Order
 
Photographer: Roy Liu/Bloomberg

  FCCは中国電信(米州)の所有構造が「国家安全保障と法執行で重大なリスクを生じさせている」と発表した。

  ローゼンウォーセルFCC委員長代行は「中国国有企業の子会社として事業を運営しているのは記録から明らかであり、中国政府が影響力を行使し、同社の活動を制御することは可能だ」と説明。「これが米国の通信網に実際の問題をもたらすことはあり得る」とし、監視や通信網の混乱などが考えられると指摘した。

  ローゼンウォーセル氏は中国聯通(チャイナユニコム)とコムネットに対する安全保障上の審査についても、完了に向け「速やかに動いている」と述べた。

  この措置は、トランプ前大統領時代に表面化しバイデン政権が継続している米中関係の緊張を反映している。両国の対立は通商やサイバーセキュリティー、人権、軍事競争、台湾や香港の問題など多岐にわたる。

  中国電信の広報担当者は電子メールで、「FCCの決定を残念に思う」とコメント。「顧客へのサービスを継続しつつ、あらゆる可能な選択肢を探っていく計画だ」と述べた。

  同社はこれまで、米国を拠点とする事業は独立しているために中国政府の支配は及ばないとFCCに説明していた。

原題:China Telecom’s Permission to Operate in U.S. Revoked by FCC(抜粋)

China Telecom’s Permission to Operate in U.S. Revoked by FCC (2)(抜粋)

(第3段落以降に情報を加えて更新します)
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