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眞子さんが小室圭さんと結婚「必要な選択」、皇室離脱で民間人に

更新日時
  • 結婚関連行事行われず、日本のソフトパワー示す機会喪失-識者
  • コロナ禍後の消費者心理や婚姻率に好影響の可能性も―エコノミスト
結婚会見に先立ち赤坂御用地にある宮邸を離れる眞子さま(26日)
結婚会見に先立ち赤坂御用地にある宮邸を離れる眞子さま(26日) Photographer: Yuki Tanaka/Getty Images

結婚して秋篠宮家から離れた眞子さん(30)は26日、大学時代の同級生小室圭さん(30)と同日午後、東京都内のホテルで記者会見に臨み、「私にとって圭さんは、かけがえのない存在です。結婚は必要な選択でした」と述べた。皇室典範の規定に基づき、眞子さんは皇室を離れた。これにより日本の皇室は女性12人、男性5人の17人となった。

  このうち皇位継承者は3人しかいない。秋篠宮文仁皇嗣(55)と眞子さんの弟の悠仁親王(15)、天皇陛下の叔父にあたる常陸宮正仁親王(85)だ。日本は近代君主制国家の中で皇位継承者を男性皇族に限定している数少ない国の1つで、サウジアラビアやオマーン、モロッコなどもそうだ。

 

  皇室の人数は減少しているものの、税金から支出される今年の皇室費・宮内庁費は合わせて約250億円。これには皇室の食費や教育費、私費のほか、宮内庁職員1080人の人件費などが含まれる。所領からの地代という独自の収入源を持っている英国王室の2019-20年の関連経費は約5000万ポンド(約78億4000万円)で、バッキンガム宮殿改修で3000万ポンドの追加費用が発生した。

  結婚については小室家の金銭トラブルに対する批判があり、国民の賛否が割れていた。共同通信によると、2人は「結婚について、さまざまな考え方があることは承知しております。ご迷惑をお掛けすることになってしまった方々には、大変申し訳なく思っております」と謝罪した。これからは「小室眞子さん」として、小室さんが拠点を置く米国で新生活を始める予定。

  米シンクタンク、ウッドロー・ウィルソン・センターで地球経済学担当副ディレクターを務める後藤志保子氏は、眞子さんの結婚が海外で注目されることはほとんどなく、結婚関連行事が行われないことでソフトパワーを示す機会が失われたとの見方を示した。「今回の結婚は、ケイト・ミドルトンさんやメーガン・マークルさんの結婚が英国にもたらしたような個人消費への影響はないだろう」と指摘した。

  ただ、今回の結婚は別の面で日本経済を活性化する可能性がある。皇室の結婚はこれまで、高齢化が進む日本の長年の目標である結婚と出産の増加につながってきた。ブルームバーグ・エコノミクス(BE)の分析によると、1990年の秋篠宮さまの結婚後に婚姻件数がその5年前と比べて3.7%増加。前年は0.4%減だった。現在の天皇陛下が結婚式を挙げた93年の婚姻件数は9.8%増とピークをつけた。

    出生数も同様の傾向を示している。

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  ブルームバーグ・エコノミクスの増島雄樹シニアエコノミストは、「眞子さまのご結婚がマクロ経済に大きな影響を与えるとはみていない」と指摘しながらも、「新型コロナ禍による急激な落ち込み後に消費者心理や婚姻率にプラスの影響を与える可能性がある」と述べた。

 

原題:
Japan’s Imperial Family Runs Out of Royals as Princess Mako Weds(抜粋)

(記者会見の内容を追加し更新します)
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