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マコネル氏、超富裕層狙った米民主党の課税案を批判-「無謀な企て」

  • 民主党案、米国の富豪の未実現のキャピタルゲインに課税検討
  • 民主党案は創業者に株売却迫り経済成長抑制も-共和党上院院内総務

米共和党のマコネル上院院内総務は25日、超富裕層による未実現のキャピタルゲインを標的にする民主党の税制案は「無謀な企て」だと冷笑し、経済や市場に意図せぬ結果をもたらしかねないと批判した。

  マコネル氏は民主党がビリオネアなど高所得者の資産への課税を検討する計画について、「民主党は増税に必死になっており、まだ実現していない利益に課税することを提案しようとしている」と指摘。「先見の明のあるスタートアップ企業の創業者は、米国に納税するためだけに所有権を早まって売却する必要に迫られかねない」と述べた。

Senator Casts Doubt On Oct. 31 Deadline To Act On White House Plan
マコネル上院院内総務(2021年10月19日の記者会見)
Photographer: Sarah Silbiger/Bloomberg

  ワイデン上院財政委員長は今週、最大2兆ドル(約227兆円)に上る税制・支出法案での社会的支出の財源となる高所得者や企業の所得税を引き上げる案の代替として、マコネル氏が批判した案を公表する計画。バイデン大統領の経済課題の大部分を網羅することになる。

  民主党の税制案では、イーロン・マスク氏やジェフ・ベゾス氏らビリオネアが持つ評価額が大幅に上昇した保有株も課税対象となる。ビリオネアの資産は大部分がこうした株式の未実現のキャピタルゲインだ。

  上院の委員会の試算では、この課税案の対象者は資産10億ドル以上か、所得が3年連続で1億ドル以上の人など米国の富豪700人程度となる見込み。株式や債券、不動産、美術品などの資産に適用され、資産が売却されていなくても評価益が年間ベースで課税されるという。

原題:
McConnell Rips Democratic Plan Targeting Billionaire Wealth(抜粋)

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