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オリックスが2000億円超で「弥生」売却へ、ベインやKKRが応札

更新日時
  • 来年3月末までの売却完了目指す-株価は14年ぶり高値に急伸
  • 2014年当時の買収価格は800億円超、売却実現なら価値は2.5倍に向上

オリックスは子会社の会計ソフト会社、弥生を売却する方針だ。売却価格は2000億円超になる見込み。すでに入札手続きに入っており、米ベイン・キャピタルなど3社が2次入札に進んだことが26日、分かった。

Financial Institutions in Japan As Libor Expiry Looms
オリックスは会計ソフトの弥生を売却する方針
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  匿名を条件に語った関係者らによると、ベインのほか、米KKR、米ブラックストーンが候補に残っている。2次入札は早ければ11月末にも行われ、候補が絞られる見込みだと関係者の1人は述べた。オリックスは2022年3月末までの売却完了を目指すという。

  オリックスは「株式譲渡を含めてさまざまな検討を行っていることは事実だが、現時点で決定している事実はない」とのコメントを発表した。ベインとKKR、ブラックストーンの広報担当者はそれぞれコメントを控えた。

  報道を受けて、この日のオリックスの株価は急伸。一時、前日比4.9%高の2256円と2007年12月13日(2271円)以来、約14年ぶりの日中高値を記録した。終値は2243.5円。

  オリックスは14年に弥生を買収。買収価格は800億円超で、売却が実現すれば2.5倍に価値を向上させたことになる。弥生は会計ソフトの顧客である中小企業向けに、融資や新規事業立ち上げ支援業務を手掛けるなどビジネスを拡大してきた。

  オリックスは中小企業や個人事業主向けオンライン融資のアルトアを弥生と共同で設立したほか、プライベート・エクイティ投資のプロらを役員に派遣するなどして同社の企業価値向上を図ってきた。オリックスの決算資料によると、弥生の21年3月期のセグメント利益は60億円。

(オリックスのコメントを追加して記事を更新します)
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