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イエレン米財務長官、22年半ばまで高インフレ続く-制御は可能

更新日時
  • インフレリスクに十分留意していないとのサマーズ氏の批判に反論
  • コロナ禍に起因する問題の改善で来年後半にはインフレ鈍化と予想

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イエレン米財務長官は物価上昇率の高い状態が2022年半ばまで続くとの見通しを示しつつ、米国がインフレを制御できなくなる恐れがあるとの批判は退けた。

  イエレン長官は24日にCNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン」で、供給面でのボトルネックや米労働市場の逼迫(ひっぱく)といった新型コロナウイルス禍に起因する問題の改善に伴い来年後半にインフレは鈍化していくと予想。現在の状況は「一時的」な痛みを反映していると述べた。

  長官は「米国がインフレに対するコントロールを失いつつあるとは考えていない」とし、米国などがインフレリスクに十分留意していないとするサマーズ元米財務長官の批判に反論。「このところ経験しているようなインフレは米国では長い間みられなかった。しかし正常に戻る中でこれも終わると予想する」と語った。

  イエレン長官は連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の再指名に関してバイデン大統領にどのように助言しているかについてコメントを控えた。ただ、自身とバーナンキ氏のFRB議長在任中と同じように、パウエル氏の下でも金融規制は「著しく強化された」と述べた。

  また、新型コロナ禍により金融市場の緊張が一段と高まる中でも「米金融システムの中核部分は資本流動性やリスク管理、ストレステストの改善により非常に良く機能した。そしてこうした改善傾向はパウエル議長の任期中も続いている」と説明した。

  連邦政府の法定債務上限については、引き上げが絶対不可欠だと発言。あらためてデフォルト(債務不履行)回避を訴えた。

 

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原題:Yellen Expects High Inflation Through Mid-2022 Before Easing (1)(抜粋)

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