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ECBはQE柔軟性拡大へ、PEPP終了前に通常プログラム強化か

  • ブルームバーグ調査に答えたエコノミストらの予想
  • 通常の債券購入ペース速めたり、新たなプログラム導入の可能性も

欧州中央銀行(ECB)はパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を来年3月に終了させる前に、通常の債券購入プログラム(APP)を強化するだろう。ブルームバーグの調査に答えたエコノミストらが予想した。

   エコノミストらはECBが来年、APPの購入ペースを速めるほか、市場の緊張により良く対応できるよう柔軟性を高めると予想している。PEPPについては12月に縮小を開始すると見込まれ、4人に1人は新たなプログラムが導入される可能性があるとみている。

  

  

Bond-Buying Pace

ECB seen softening cliff effect when emergency program ends in March

Source: Bloomberg survey of economists conducted Oct. 15-20

  今週の政策委員会での政策変更は想定されていない。

  ECBは最新の経済予測が準備できる12月の会合で大きな決定をすると見込まれ、PEPPについては1兆8500億ユーロ(約245兆円)の枠を使い切ることはないとエコノミストは予想。一方で従来のAPPについては、良好な資金調達環境を維持するために必要な額の購入を約束するとみている。

  特定の国の発行残高に対してECBが購入できる割合の上限を引き上げることや、ユーロ参加国の経済規模に債券購入額を連動させる規則の緩和、月間購入額の固定をやめるなどの措置変更が可能性として想定されている。

  キャピタル・エコノミクスのアンドルー・ケニンガム氏はECBについて、「金融政策の効果浸透が確実にスムーズに進むよう、APPの購入を時間や資産クラスの面でより柔軟に運用できるようにすると明示的に表明するだろう」と予想した。

 

原題:
ECB Seen Boosting QE Flexibility to Smooth Exit From Crisis Tool(抜粋)

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