コンテンツにスキップする

アップル年末商戦に暗雲、供給不足でiPhoneなど人気製品の入荷に遅れ

  • iPhoneだけでなくiPadやMacBook Proなどでも遅れが生じている
  • 供給不足は「誰も口にしたくない重大な問題」-ウェドブッシュ

今年のホリデーシーズンに米アップル製品の購入を考えている人は厳しい現実に直面しそうだ。ほぼ全ての製品に関して、到着までに何週間もかかる可能性があるためだ。

  同社の最新製品である「iPhone(アイフォーン)13」、新型「iPad (アイパッド)ミニ」、第9世代のアイパッド、「アップルウオッチ」のシリーズ7、「MacBook Pro(マックブック・プロ)」は、11月ないし12月まで手元に届かない見通しだ。4月に発表された「iMac(アイマック)」、「Mac Pro(マック・プロ)」、さらには、より高価な構成にした「MacBook Air(マックブック・エア)」の一部でも入荷に遅れが出ている。

  アップル製品の入荷を待たされるのは今に始まったことではない。アイフォーンなど人気製品は、毎年発売の際には店舗に長い列ができ、多くの受注残も発生する。だが今年は、遅れがより多くの製品に広がっている。アップルにとって今年の10-12月期は最も好調な売り上げを記録する可能性があるとみられているが、そうした遅れが悪影響を及ぼす恐れがある。

Holiday Hopes

Apple is expected to break sales records during the December quarter

Sources: Bloomberg, company reports

  アップルの10-12月期の売上高は前年同期比7%増の1200億ドル(約13兆7000億円)近くに上ると見込まれている。これは、ベスト・バイとコストコ・ホールセール、ウォルト・ディズニー、ターゲットの四半期売上高の合計を上回る。

  ウェドブッシュ・セキュリティーズのアナリスト、ダン・アイブス氏は、アップルにとっては過去に例を見ないほどの製品アップグレードサイクルを享受できるはずの年であり、そうした中で供給不足に対処せざるを得ないのは「誰も口にしたくない重大な問題」だと語る。

  売上高全体の約半分を占めるアイフォーンでは、特に供給不足が深刻だ。最新モデルの1つである「13 Pro」は発売から1カ月がたつが、全てのカラーバリエーション、構成で在庫薄となっている。アップルストアの従業員によれば、通常そうした状況になることはない。

  アップルの米国のウェブサイトで「13 Pro」を注文した場合、到着は11月19日から29日の間となる予定で、感謝祭の祝日や翌日のブラックフライデーにさえ間に合わない可能性がある。また新型アイパッドに関しても同様の遅れが生じている。アップルの実店舗でも製品が不足しており、大多数の店舗では大半のモデルに関してほぼ供給がない状態だ。

  アップルの広報担当はコメントを控えた。

関連記事:

原題:Apple Device Shortages Threaten Record-Setting Holiday Blitz (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE