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次期駐日米大使、元日産取締役の裁判調査へ-優先的に取り組む

更新日時
  • ラーム・エマニュエル氏が上院外交委指名承認公聴会で発言
  • トランプ前政権の駐日大使を務めたハガティ議員の質問に答えた

米国の次期駐日大使に指名されたラーム・エマニュエル前シカゴ市長は20日、日産自動車の元会長で金融商品取引法違反の罪などで起訴されたカルロス・ゴーン被告の役員報酬を過少に報告したとして、同罪で起訴された元代表取締役、グレッグ・ケリー被告の裁判を調べることに優先的に取り組む意向を示した。

  上院外交委員会の指名承認公聴会で証言したエマニュエル氏は、トランプ前政権の駐日大使を務めたハガティ議員(共和)の質問に答え、「この件について既に調べ始めた。リポートの到着を待っているところだ」と述べるとともに、「選挙区民への思いを理解する元下院議員の1人として、この案件に取り組むつもりだ」と話した。

Rahm Emanuel Testifies At His Confirmation Hearing on Capitol Hill
ラーム・エマニュエル氏
 

  ハガティ議員はケリー被告が居住していたテネシー州選出で、同州は北米日産の所在地でもある。エマニュエル氏は「日本のメディアもここにいるので直接聞こえるだろう。これはチェック済みになる単なる一案件にはとどまらない」と語った。

  東京地裁で9月に開かれたケリー被告に対する論告求刑公判で、検察側は懲役2年を求刑。これに対しケリー被告は、報酬水準が同業他社と比較して低かったゴーン被告を引き止めるために合法な手段を検討していたとして無罪を主張している。

  ケリー被告の弁護士ジェームズ・ウェアハム氏は、エマニュエル氏の発言を受けて「日本政府がグレッグ・ケリー氏をとどめておくことはできない」と述べた。

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原題:Emanuel Says Kelly’s Case To Be Priority as Japan Ambassador (1)(抜粋)

(ケリー被告の弁護士のコメントを最終段落に追加して更新します)
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