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日本株は小幅続伸、金融や経済再開銘柄が上昇-ハイテクなどには売り

更新日時

東京株式相場は小幅に続伸。米国市場で複数業種の企業決算が好調だったのを追い風に株式相場が上昇し、投資家心理が上向いた。主要国の長期金利が上昇し、銀行や証券、保険といった金融株が高い。朝方に下落して始まった空運や陸運株は経済活動再開への期待を背景に持ち直して上昇した。半面、金利上昇が向かい風となる成長(グロース)株には売りが出た。ハイテク株の一角が値を崩し、TOPIXは下げに転じる場面があった。

  • TOPIXの終値は前日比1.10ポイント(0.1%)高の2027.67
  • 日経平均株価は40円03銭(0.1%)高の2万9255円55銭

市場関係者の見方

セゾン投信運用部の瀬下哲雄運用部長

  • 米金利上昇と株安の関係が先週末から乏しくなり、景気の先行きに強気な見方が出ている流れが日本株にも及んでいる
  • もっとも金利上昇に関するリスクに鈍感になっているとも言えるので注意は必要だ。コロナ禍の中で上昇したグロース株にはIT化の進展と金利低下によるバリュエーション上昇という2つの上げ要因があったが、金利面では支えがなくなってきた

松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリスト

  • 空運や陸運といった業種はアフターコロナ関連という手掛かりから買いが入った
  • 午後に日本株が伸び悩んだのは、米国の10年金利が再び上昇していることを嫌気したからだ。金利上昇懸念から買いが進みづらい状況で、特に値がさのハイテク関連が売られやすくなった

東証33業種

上昇率上位空運、陸運、証券・商品先物、銀行、情報・通信
下落率上位海運、その他製品、ゴム製品、非鉄金属、精密機器

背景

  • ソフトバンクG、半導体企業アンペアに出資検討-評価額80億ドル超
  • 米マイクロンが広島にDRAMの新工場、最大8000億円投資-報道
  • 米10年国債利回りは時間外取引で一時1.67%と5カ月ぶりの水準まで上昇
  • ドル・円相場は1ドル=114円台半ばで推移、一時2017年11月以来の高値を更新
    • 前日の日本株終値時点は114円11銭
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