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ウォラーFRB理事、テーパリング来月開始をー利上げはなお幾分先

  • 雇用改善で十分前進、次回FOCM後にテーパリングを開始すべきだ
  • 労働市場の持続的改善のペースは緩和しインフレは和らぐと予想

米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は19日、資産購入のテーパリング(段階的縮小)は来月に開始すべきだとする一方で、利上げについては恐らく「なお幾分先」になるとの見解を示した。

  同理事はスタンフォード大学経済政策研究所(SIEPR)が主催したオンライン形式イベントでの講演テキストで、「金融当局の責務のうち雇用に関してはなお改善の余地があるものの、十分な前進を遂げたため、資産購入のテーパリングを2週間後の連邦公開市場委員会(FOMC)の後に始めるべきだと私は考える」と述べた。次回FOMCは11月2、3両日に開催される。

  その上で、「労働市場の持続的改善のペースは緩やかになるとみており、インフレは和らぐと予想する。これは利上げがなお幾分先になることを意味する」と指摘。ただし、「2022年に入ってもインフレ率が2%をかなり上回って、私の上振れリスクが現実化した場合は、現在の予想よりも早い利上げを支持するだろう」と述べた。

Confirmation Hearing For Federal Reserve Governor Nominees Judy Shelton And Christopher Waller
ウォラーFRB理事
 

  ウォラー理事は「インフレ率が22年になっても5%に高止まりした場合」、FOMC参加者のドット・プロット(金利予測分布図)は前倒しされ、同年に複数回の利上げがあり得るとの見方が示されるだろうと質疑応答で語った。

  同理事はまた、政策の方向性を決める上で、家計調査と金融市場の双方をベースとするインフレ期待指標をモニターすることが重要になると指摘。「少なくとも現時点では、過去十年間の平均近くにとどまっている」とし、「このため、最近の高インフレ動向はインフレ期待の不安定化につながっていないとの多少の安心感が得られる」と話した。

原題:Fed’s Waller Sees Tapering Next Month, Rate Hike ‘Some Time Off’(抜粋)

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