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米利上げ見通し、債券市場は間違い-ブラックロック・ティール氏

  • 債券戦略責任者のティール氏、米当局は23年利上げの姿勢維持
  • それでも米国債に弱気、利回りは成長見通し反映していないと主張

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債券市場は米金融当局の利上げを織り込み過ぎていると、世界最大の資産運用会社、米ブラックロックのチーフ債券ストラテジストが語った。全ての兆候はインフレの脅威が一過性であることを依然として示唆していると指摘した。

  ブラックロックのスコット・ティール氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「米当局の利上げの軌道は、市場が現在織り込んでいるよりも低くなると確信している」と述べた。

  同社ストラテジストらは、連邦公開市場委員会(FOMC)の金利予測分布図(ドットプロット)が示唆するのと同様に、米当局は2023年に利上げを実施する姿勢を維持するとみている。一方、短期金融市場は来年9月までに28ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利上げがあると見込んでいる。供給障害や原材料不足、商品高など全てがインフレを現在押し上げている。

 

ブラックロックのチーフ債券ストラテジスト、スコット・ティール氏がインフレや米金融政策、米経済見通しについて発言
出典:ブルームバーグ

  ティール氏はインフレについて、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を要因とする圧力を大目に見る余地が当局者にはあるだろうと指摘。「現在の高水準のインフレを考えれば、極めて活発な議論があるのは当然だ」とし、「高インフレはしばらく続くだろうが、ゆっくり緩和していくだろう」と述べた。

  とはいえ、ティール氏は米国債の買いを推奨しているわけではない。むしろ、その逆だ。より落ち着いたペースにはなるだろうが売りは続くとみており、金利リスクに対するエクスポージャーをアンダーウエートとするよう勧めている。米経済は依然拡大の余地があり、現水準の利回りはそれを反映していないと語った。

 

Money markets are pricing 28 basis points of Fed rate hikes in September
 
 


 

原題:
BlackRock’s Thiel Says Bond Market Is Wrong on Fed Rate Hikes(抜粋)

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