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世界の利上げ予想加速-英中銀は11月利上げとゴールドマン予測

更新日時
  • 英5年国債利回りは一時0.89%-19年5月以来の高水準
  • 米国で来年6月までに利上げがある確率をほぼ五分五分と想定

18日の債券市場で、利上げ見通しを背景とした売りが加速している。英国ではインフレへの対応が必要としたベイリー・イングランド銀行(英中央銀行)総裁の発言を受け、トレーダーらは12月までに計0.36ポイントの利上げがあると想定している。

  短期金融市場は11月の0.15ポイント利上げも織り込んだ。現行0.1%の英政策金利は来年8月までに1%になると見込まれている。

  ゴールドマン・サックスのエコノミストらは英中銀が11月に利上げすると予想している。11月と12月の利上げ確率は拮抗(きっこう)しているが、総裁の会見と経済予測の発表がある11月が若干可能性が高いと思われると15日付のリポートで指摘した。ゴールドマンは1会合おきの利上げで政策金利が来年5月までに0.75%となり、同年末までに1%に達するとの見通しも示した。

  ベイリー総裁は17日、中銀はインフレ圧力を抑制するために行動する必要があると述べた。一方で、エコノミストらは英経済成長への悲観を強めており、ブルームバーグがまとめた調査によると、2022年の成長率予想を5.1%と従来から0.4ポイント引き下げた。

英中銀総裁、インフレ圧力抑制で「行動する必要」生じる 

  英5年国債利回りは18日、一時14bp上昇し0.91%と19年5月以来の高水準に達した。2年債利回りも17bp上昇し0.75%を付けた。同日は米国債とオーストラリア国債、ニュージーランド国債の利回りも上昇。世界の債券投資家がサプライチェーン混乱とエネルギー価格急騰によるインフレを懸念していることが分かる。

Five-year bond yields have climbed this year amid bets on policy tightening
 
 

  ノムラ・オーストラリアの金利ストラテジスト、アンドルー・タイスハースト氏は「世界的なテーマは、商品高を背景にインフレ加速が当初の想定ほど一時的ではない可能性が高いことだ」とした上で、「15日発表された堅調な米小売売上高に加え、予想を大きく上回った18日午前発表のNZの7-9月(第3四半期)CPIが、このトレンドに拍車を掛けている」と分析した。

  NZオーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)取引に基づく推計では、NZ準備銀行が11月会合で政策金利であるオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を0.5ポイント引き上げる確率は36%。15日時点では確率がゼロだった。7-9月のCPIは前年同期比4.9%上昇と、エコノミスト予想中央値(4.2%)を上回った。 

  米国では、トレーダーらが先週、来年6月までに利上げがある確率をほぼ五分五分として織り込んでいる。

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原題:Traders Ramp Up U.K. Rate-Hike Bets on Bailey Inflation Warning、U.K. 2-Year Yield Surges 17bps, Set for Biggest Jump Since 2010、BOE Likely to Raise Interest Rates in November, Goldman Says(抜粋)

(第3段落にゴールドマンの予想を追加して更新します)
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