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【米国市況】S&P500種が4日続伸-原油の上昇落ち着き安心感

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18日の米株式市場では、S&P500種株価指数が4営業日続伸。エネルギー価格の上昇が幾分落ち着いたことで、市場にやや安心感が広がった。

 
  • 米国株、S&P500種が4日続伸-ダウ平均は下落
  • 米国債は10年債が下落、利回り1.60%
  • ドルほぼ横ばい-株上昇でリスクセンチメント改善
  • NY原油先物は3日続伸-数年ぶり高値からは落ち着く
  • 金スポット、小幅安-先物も0.15%下落

  この日はS&P500種のほか、ナスダック100指数も4日続伸。先週は、堅調な企業決算と経済指標がエネルギー不足とサプライチェーンの混乱を巡る懸念に勝り、両指数は週間ベースで上昇していた。

  石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の9月の協調減産の順守率は115%と、過剰な減産となった。またロシアは欧州向けの天然ガスを引き続き限定的な供給量で維持する見通しで、商品価格を押し上げている。ただ原油相場がこの日の高値から離れたことで、インフレと政策引き締めに対する懸念がやや和らいだ。

  S&P500種株価指数は前週末比0.3%高の4486.46。ダウ工業株30種平均は36.15ドル(0.1%)安の35258.61ドル。ナスダック総合指数は0.8%上昇。米国債市場では、午後4時59分時点で10年債利回りが3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.60%。

  元メリルリンチのトレーダーで、ニュースレター「ザ・セブンズ・リポート」を創業したトム・エッセイ氏は「直近の下落局面をもたらした要素はここ2週間は表に出てきておらず、よって当然ながら株に反発余地が生まれている」と指摘。「ただそうした問題は、どう考えても解決されてはいない」と付け加えた。

  外国為替市場ではドル指数がほぼ横ばい。S&P500種が続伸したことでリスクセンチメントが改善した。エネルギー不足とサプライチェーンの混乱はそれほど意識されなかった。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%未満の上昇。ドルは対円で0.1%上昇し1ドル=114円32銭。ユーロは対ドルで0.1%上げて1ユーロ=1.1610ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は3営業日続伸。一時は数年ぶり高値を付けたが、9月の米鉱工業生産指数の低下を受けて上げを縮めた。市場では天然ガス危機が引き続き意識されている。

米鉱工業生産指数、9月は製造業が予想外に低下-自動車が急減

  米鉱工業生産指数は低下したものの、天然ガス不足を背景に石油製品の需要が通常より増えており、それが原油価格を押し上げている。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は16セント(0.2%)上昇の1バレル=82.44ドルで引けた。一時は83.87ドルと、取引時間中としては2014年10月以来の高値を付けた。北海ブレント12月限は53セント安の84.33ドルで終了。

  ニューヨーク金スポット相場は小幅安。利上げ見通しが意識される中で、経済指標に注目が集まった。この日発表された統計では、サプライチェーンの混乱が続く中で米製造業の生産指数が悪化。一方で、米住宅建設業者のセンチメントを測る指数は予想を上回った。

  TDセキュリティーズの商品戦略担当グローバル責任者、バート・メレク氏は「金市場は、経済データで情勢が明確になるまで米利上げを織り込もうとはしない」と分析した。

  金スポット相場はニューヨーク時間午後4時57分現在、0.2%安。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.15%安の1オンス=1765.70ドル。

原題:U.S. Stocks Extend Rebound as Oil Pares Back Gains: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Pares Gains as Risk Sentiment Improves: Inside G-10

Crude Oil Pares Gains After Hitting Multiyear Highs

Gold Steadies as U.S. Factory Data Adds to Rate Hike Ambiguity

(市場関係者のコメントを追加し、相場を更新します)
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