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ゴールドマン、年内の中国預金準備率引き下げはないと予想

  • 流動性安定保つため公開市場操作や的絞った手段用いる可能性と指摘
  • 中国では9月に与信の伸び鈍化、中国恒大集団の債務危機が響く

ゴールドマン・サックス・グループのエコノミストは16日、中国人民銀行(中央銀行)による年内の預金準備率引き下げはもはや予想していないと述べた。人民銀が全体的な流動性を比較的安定した状態に保つ方針を示したことを理由に挙げた。

  マギー・ウェイ氏とホイ・シャン氏らゴールドマンのエコノミストはリポートで、預金準備率が引き下げられる確率は低下したと指摘。人民銀は流動性需給の比較的安定した状態を維持するため公開市場操作や中期貸出制度(MLF)、的を絞った手段などを用いる可能性があるとした。

  的を絞った手段とは、二酸化炭素排出抑制を支援するための人民銀の「グリーン」流動性支援手段を意味しているもようだと指摘している。

  人民銀は15日の記者会見で、妥当な流動性水準を維持するためあらゆる種類の政策手段を用いる方針を示した。また、中国恒大集団の債務危機について沈黙を破り、同社の問題によるシステミックリスクは「制御可能」であり、広がる公算は小さいとの見解を示した。

中国恒大集団巡り人民銀が沈黙破る、金融システムへのリスク制御可能

  中国では9月に与信の伸びが鈍化した。人民銀は与信拡大を安定化させる考えを示していたが、中国恒大集団の危機による不動産市場の低迷が資金調達や融資活動に響いた。

中国経済のファイナンス活動、9月に減速-恒大問題で不動産低迷

原題:
Goldman Says China Won’t Cut Reserve Requirement Ratio This Year(抜粋)

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