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「バブルに穴を」、米国には利上げ必要-モルガンSのゴーマンCEO

  • 金融当局は想定よりも積極的に動かざるを得なくなる-ゴーマン氏
  • 当局が利上げも余儀なくされることを市場は消化済みだと指摘

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モルガン・スタンレーのジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)は、米国には近く利上げが必要だと考えており、市場もその準備が整っているとの認識だ。

  ゴーマン氏は14日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで「このバブルに少し穴を開ける必要がある」とし、「マネーは現在やや自由になり過ぎ、あまりに簡単に利用できる状態にある」と述べた。

  ゴーマン氏は賃金上昇とサプライチェーンのボトルネック、商品(コモディティー)価格の急騰がインフレを押し上げていると指摘。その上で、それら全てが一過性の現象というわけではなく、米金融当局は現在の想定よりやや積極的に動かざるを得なくなるとの見解を示した。

  インフレに関しては、ゴールドマン・サックス・グループのジョン・ウォルドロン社長も13日、一過性のものではないと懸念を表明。ブラックロックのラリー・フィンクCEOも米経済専門局CNBCのインタビューで「一過性でないことは確実だ」と言明した。JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは、インフレは向こう数四半期は鈍化しない可能性が高いとの見方を示している。

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モルガン・スタンレーのゴーマンCEOインタビュー
(出典:ブルームバーグ)

  当局が行動を起こすべき時期については、「私なら来年1-3月(第1四半期)までに動き始めるのは確実だ」とし、「当局には動くだけの大きな余裕がある」と指摘。向こう1年間に政策金利を引き上げても危機が訪れるわけではなく、予期せぬ動きでもないと述べた。

  金融政策の引き締めが示唆されると、通常は資産価格の下落につながる。だがゴーマン氏は、今回はそうした懸念を引き起こすことはないとの認識を示した。

  同氏は「金融当局がテーパリングだけでなく利上げにも動かざるを得なくなることを、市場は消化済みだろう」と分析。さらに「正常と見なされる水準に達するまでに10回の利上げが必要だ」と付け加えた。

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原題:‘Prick This Bubble’: Morgan Stanley CEO Calls for Fed Rate Hikes(抜粋)

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