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サマーズ氏、インフレリスクは70年代以降で最も大きい-制御失う恐れ

  • 英国はコントロール喪失にさらに近づいており欧州でも一定のリスク
  • 中銀は恐らく取らざるを得ない厳しい対応への準備を促していない

サマーズ元米財務長官は13日、米国と他の地域の金融政策担当者が社会問題に注意を払い過ぎる一方、1970年代以降で最も大きくなっているインフレへのリスクに十分留意していないと批判した。

  米ハーバード大学教授を現在務めるサマーズ氏は、「われわれの今の時代には、ウォークネス(社会的不公正や差別への高い意識)で自分たちの価値を決めるセントラルバンカー世代が存在する。彼らはいかに社会を気遣っているかで自分たちの価値を判断している」と語った。

Former U.S. Treasury Secretary Larry Summers Speaks At ECNY Breakfast
サマーズ元米財務長官
Photographer: Mark Kauzlarich/Bloomberg

  サマーズ氏は、国際金融協会(IIF)のオンライン会合で、インフレリスクを重要視しない米連邦準備制度や他の中央銀行当局者の主張について、年間の物価上昇率がしばしば10%を超えた70年代当時のバーンズ連邦準備制度理事会(FRB)議長やミラー議長の言動になぞらえた。

  ブルームバーグへの寄稿者でもあるサマーズ氏(66)は、「米国では私がこれまでキャリアを送った時期よりもインフレが制御不能となる危険が高まっている。英国はコントロール喪失にさらに近づいており、欧州でも一定のリスクがあると思う」と発言した。

  同氏はその上で、連邦準備制度や他の中銀は、インフレ抑制のために政策担当者が恐らく取らざるを得ないであろう厳しい対応に備える準備を投資家に促していないと非難し、「そのような行動を起こせば、金融市場に非常に大きな衝撃と痛みを伴うだろう」と警告した。

Consumer prices rise at fastest pace since 2008
 
 

原題:
Summers Slams Woke Fed for Risking Losing Control of Inflation(抜粋)

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