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ブラックロックCEO、中国には企業の情報開示と透明性を強く要求

  • 7-9月決算は収入、利益とも市場予想を上回る
  • ESG関連商品には過去最高の320億ドルが流入

ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)は、中国には世界から投資資金が一層流入しているため、同社として中国金融システムの開放拡大を求めていると述べた。

  フィンク氏は13日、7-9月(第3四半期)決算発表後にCNBCのインタビューに応じ、ブラックロックが中国企業の株式を保有するならば「あらゆる法人のレベルで情報開示と透明性がもっと必要だ」と発言。「中国がどのように前進するべきか、どのように資本市場を開放すべきかについて、ブラックロックはこれまでも強く主張を続けてきた」と語った。

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ブラックロックのラリー・フィンクCEO
写真家:サイモン・ドーソン/ブルームバーグ

  フィンク氏(68)の発言は、中国と向き合う上でウォール街幹部が取ろうとしているバランスの表れだ。中国の金融開放で商機が生まれているが、米中の政治的緊張を背景に、企業には中国当局に屈してはいないことを示すよう圧力が強まっている。

  ブラックロックは今年、完全子会社による投資信託事業の開始で中国当局の認可を得た。

  同社はこの日、7-9月に運用資産がやや減少して9兆4600億ドル(約1073兆円)になったと発表した。ただ、長期ファンドの資金は980億ドルの純流入で、全体では753億ドルの純流入だった。環境・社会・ガバナンス(ESG)関連などサステナブル商品への長期資金流入は320億ドルと、過去最高に上った。

  7-9月の調整後1株利益は10.95ドルで、ブルームバーグが調査したアナリスト11人の平均予想である9.39ドルを上回った。収入は前年同期比16%増の50億5000万ドル。市場予想は48億4000万ドルだった。

原題:
Fink Prods China With ‘Assertive’ Disclosure Demands (1)(抜粋)

 

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